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<日本酒> 山形 東光/小嶋総本店

2021-01-04 08:15:36 | 日本酒

 【平成30酒造年度全国新酒鑑評会 金賞銘柄一覧(仙台国税局)】
 〈山形〉 東光/小嶋総本店

 

 東光について
 東光 ——————
 米澤城の東側、朝日が昇る方角の酒
 東光は、安土桃山時代に創業し、後に上杉家御用酒屋を承った小嶋総本店が醸す日本酒です。常に第一級の品質を求め、お客様に文化的で心豊かな時間をお届けできるよう、今日も変わらず挑戦を続けております。

 

 東光の哲学
 私達は、天地の恵である米や水に感謝するとともに、それらの個性を尊重した酒造りを志向します。 「自然の恵みを微生物が醸して酒になる」という事実と真摯に向き合い、田んぼからの酒造りに取り組んでいます。


 手造りであることを大切にしています。ばらつきのある天然原料を用い、複数の微生物が醸す酒造りには、蔵人の目と手仕事が不可欠です。手をかけるべきところに、きっちりと「手」をかけて酒を造ります。


 世界に開かれた酒蔵を志し、自らの評価を世に問い続けます。東洋のローカル酒ではなく、日本が誇る世界の酒に数えていただけるよう、心を開き、新たな刺激と革新を求め続けてまいります。

 

 風土と酒造り
 大いなる自然の恵みへの、感謝と尊敬
 安土桃山時代の創業以来、小嶋総本店が同じ場所で酒造りを続けられたのは、天地の恵みである米と水、そしてこの風土に育まれた人々の存在があるからです。私達は天地に、人に感謝をし、その個性を尊重した酒造りを目指します。

 

 水

 小嶋総本店は、最上川の源流に最も近い酒蔵として、その清らかな水の恵みを受け続けてきました。蔵が位置する米沢は、年間積雪量が6メートルという豪雪地帯であり、吾妻山から流れ出す豊富な雪解け水は、山形を縦断する最上川の源流となります。

 雪解け水が織り成す源流は地層に浸透し、控えめにミネラルを含んだ上品な口当たりの地下水となって蔵に辿り着きます。地下水の温度はその土地の年間平均気温に等しく、私達の井戸からは米沢の年間平均気温である11度となって湧き出ます。

 摂氏11度とは、私達がお薦めする東光の飲用温度と全く同じです。これが偶然なのか必然なのか、私達のあずかり知るところではありません。しかしながら、東光を口に含み、その柔らかくも繊細な質感を感じていただけたならば、「生まれたままの温度が一番美味しい」というシンプルな結論に辿り着くのかもしれません。

 

 米

 山に降り積もった雪はまた、春からゆっくりと解けはじめ、田んぼを満たす水となります。酒造りと米作りの水源が同じであることは、私達が大切にしていきたい原則の一つです。

 小嶋総本店は、恵まれた土地を活かした酒造りをするために米沢酒米研究会を立ち上げ、契約農家との米作りに取り組んでいます。メンバーの多くは小嶋総本店の冬期社員でもあるため、夏は米作り、冬は酒造りというサイクルで深く原料と向き合い、田んぼから始まる酒造りに取り組んでいます。

 「米を洗って水に浸ける時、地元の米だけは顔が違うんだ。
  生まれた時から同じ水だもんなぁ。」

 蔵人がそうつぶやく時、私達はその意味を実感するのです。

 

 酒造り

 顕微鏡でしか見えない微生物の仕事に、私達人間が立ち入ることはできません。できるのは、無数の菌達が出すシグナルを読み取り、彼らが働く環境を整えることだけです。原始的なようですが、人間の五感を通した手造りでしか、微生物と対話することはできないと考えます。

 雪にすっぽりと覆われる冬期間、酒蔵は低温で安定し、微生物にとっても理想的な発酵環境となります。寒冷な空気の中でゆっくりと醸される酒は、寒冷地の果実の多くがそうであるように、より若々しく繊細な味わいを生み出します。

 米や水だけでなく、微生物もまた、米沢の気候風土の中で酒を醸しているのです。

 株式会社 小嶋総本店 山形県米沢市本町二丁目2-3

 

 銘柄一覧

 「東光」 純米大吟醸袋吊り・純米大吟醸袋吊り 雪女神-「雪女神」使用・純米大吟醸 雪女神-「雪女神」使用・純米大吟醸 山田錦・純米吟醸 出羽燦々-「出羽燦々」使用・出羽の里 純米吟醸原酒-「出羽の里」使用

 「東光 左唎き」純米大吟醸 など

 

 

 

 「雪女神」とは、

 「雪女神」は、山形県産米100%で世界に誇れる高級な日本酒を製造したいとの要望に応えるべく、開発された酒造好適米です。
大吟醸、純米大吟醸クラスの酒米として、すでにこの米を使用した酒で全国新酒鑑評会でも金賞を受賞した酒蔵もあります。
これからの日本酒市場でテロワールという言葉が重要になってきました。
地元の米で、地元の蔵人が地酒を製造する。山田錦などに負けない酒を地元の米で製造していくために、この雪女神はかかせない米です。
その繊細な味わいは、山形県の酒蔵のさらなる技術進歩により大きく翔くものと期待されています。
■「雪女神」を使用したお酒について <醸造条件>
 大吟醸用好適米「雪女神」を謳って造るお酒の醸造条件は次のようになっています。
  ①酵母は山形酵母を使用すること。
  ②純米大吟醸あるいは大吟醸であること。
  ③精米歩合は50%以下であること。
 商標名「雪女神」の使用は、原料米表示「雪女神 100%」に限られます。

*https://yamagata-sake.or.jp/publics/index/78/ より

 「出羽燦々」とは、

 吟醸王国と呼ばれる山形県を代表する酒米「出羽燦々」。すべての原料が山形オリジナルです。出羽燦々という名は「山形県が生んだ酒造好適米にふさわしく、印象の強い名前にしよう」と選ばれました。吟醸酒にふさわしいスッと切れるキレあじの良さとさらりとした飲み口の淡麗な味わいに仕上がるのが特徴です。

 *https://kurand.jp/blogs/magazine/387087335479 より

 

 「出羽の里」とは、

・「出羽の里」は美山錦、出羽燦々に続いて開発された酒造好適米
・山田錦の流れをくむ吟吹雪と、美山錦に流れをくむ出羽燦々の系譜
・酒造りに適した米の中心部(心白)が大きく原料の米を効率的に使えるのが特長
・高品質で安価な日本酒の開発を目的に山形県工業技術センターが平成16年に採用したもの
・開発した酒は70%精米の純米酒で、酒本来の味が楽しめる。
・出羽の里を原料にした酒は既に県内蔵元が製造し、23の蔵元が山形セレクションとして認定をうけている。
■出羽の里の魅力
吟醸並みの高品質で、値段は一般酒並み。
「品良くしっかりとした旨味と雑味のないクリアな後味」

*https://yamagata-sake.or.jp/publics/index/77/ より


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