「栂峰渓流水」
環境省では、平成20年7月に環境問題を主要議題の一つとして開催されてた。北海道洞爺湖サミットにちなみ、水環境保全の一層の推進を図ることを目的に、現在の「名水百選」(昭和60年選定)に加え、新たな名水「新・名水百選」を選定しました。
市では、市内各地に存在する湧水などの推薦を各総合支所に依頼し、多くの関係機関および市民の協力を得て、平成20年3月に「栂峰渓流水」を「新・名水百選」の候補として応募いたしました。
日本百名山「飯豊山」に連なる会津百名山「栂峰」(標高1541メートル)には、オオシラビソの群生地(約36ヘクタール)があり昭和54年福島県自然環境保全地域に指定されています。また周辺地域では、昭和60年ふくしま緑の百景「日中大桧沢(おおひざわ)のブナ原生林」が選定されています。
このように、水量・水質・景観の3拍子そろった「栂峰渓流水」は、全国から推薦のあった162ヵ所の湧水などの中から選ばれた「環境省選定 平成の名水百選」100ヵ所の一つとして栄誉をいただくことができました。
*http://www.kitakata-suidou.jp/water/ より
栂峰渓流水(つがみねけいりゅうすい)
由来・歴史
渓流の滝の一つである黒滝付近では、前九年後三年の役に敗れた阿部の宗任、貞任らの残党が潜んで居り、黒滝の近くに沢山の武器を隠したという伝説がある。
水質保全活動
「つがざくら山岳会」による栂峰周辺の登山道の草刈。7月には市と山岳会主催の当該渓流の沢開き参加者に対し、栂峰の巡回活動の説明、動植物の保護やマナー説明を行っている。
周辺の自然環境-喜多方市の上水道・農業用水などの水源であり、有名な地酒やラーメンづくりに欠かせない資源である。夏には、ブナ原生林の間を大小数十の滝となって流れる本流水を堪能できる沢登り会が開催されている。
利用状況-上水道の水源 、水田の灌漑用水、水力発電に利用している。昭和40年代初期より冬期間主要道路の消雪用として利用を行っている。
*https://water-pub.env.go.jp/water-pub/mizu-site/newmeisui/data/index.asp?info=13 より
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