「ふさのか」
アクティブインフォメーション-イチゴ新品種「ふさの香」を育成 更新日:令和2(2020)年7月1日
年度 2000年度
分類 名野菜
課題名
時代のニーズにズバリ応えるイチゴ新品種「ふさの香」を育成!
「ふさの香」は特有の芳香があり、甘味が強く、酸味が少ないことから極めておいしく、果実の色、光沢にも優れるイチゴ新品種です。従来の品種で問題となる中休みの発生も軽微で、連続的な収穫が可能です。また、うどんこ病に強く、薬剤散布回数の削減が期待できます。
研究の目的
イチゴの品種は、「女峰」、「とよのか」の2大品種の時代から、多様な品種を並べそろえる時代へと変わってきました。また、千葉県下のイチゴには観光摘み採りや直売などの需要も多く、おいしくて連続的に収穫できる品種が求められています。そこで、良食味で連続出蕾性を有する品種の育成を進めてきました。
成果の内容
食味が特に優れる系統「きはる」と良食味で大玉果が多く、多収性の「とちおとめ」を交配し、選抜した品種が「ふさの香」です。果実の形状は、きれいな円錐形を呈しているものが多く、果実は、食味は極めておいしくて特有の芳香を有し、メルティングな肉質が特徴的です。草勢が強く栽培しやすいうえに、うどんこ病にも強いため、薬剤散布回数の削減が期待できます。
期待される効果
食味が極めて良い「ふさの香」は、直売を始め様々な経営形態において、有利販売が可能です。千葉県でしか食べられないおいしい品種として、”千産千消”の旗頭になることが期待されます。
今後の課題
「とちおとめ」に比べ、収量がやや少ないため、良食味の特徴をアピールして、有利な販売を行う必要があります。
*https://www.pref.chiba.lg.jp/ninaite/shikenkenkyuu/hinshu/fusanokaori.html より
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