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<大阪産(もん)-水産物> ハモ

2023-05-05 06:48:52 | 大阪産(もん)

 「ハモ」

 温暖化で漁獲量増加!秋にもおいしい大阪湾のハモ
 
 ◆大阪湾では、近年地球温暖化等の影響によりイカナゴやマコガレイ、アイナメなど冷水性の魚種の水揚げが減っています。これらとは逆に漁獲量が増えているのがハモです。ハモはもともと熱帯から温帯の暖かい海にすむ魚です。
 ◆産卵は7月頃に、徳島外海あるいはその周辺海域の水深35mから60mの砂泥または泥の海底で行われます。ふ化した葉形幼生(レプトセファルス)は、海流に乗って紀伊水道を通って大阪湾に流入し、湾内で小さなハモに変態し成長します。水温が低下する11月頃に再び外海に下って越冬し、翌春にまた餌を探して湾内に来遊すると推測されています。寿命は長く、15年程度と言われています。
 ◆ハモの名は「咬む(はむ)」に由来するとおり、上下のあご周縁だけでなく上あごの中央にも鋭い鋸歯が並びます。昼間は沿岸の砂泥質の海底に潜っていますが、夜になると海底からはい出して餌を探します。
 ◆ハモは、関東より関西地方でなじみのある魚です。「麦わら蛸に祭り鱧」、「鱧は梅雨の水を飲んで育つ」と言われるように梅雨時分から8月頃に1回目の旬を迎え、京都の祇園祭や大阪の天神祭に欠かせない夏の味です。産卵直後は一旦夏バテしますが、活発に餌を食べ元気を取り戻したハモは10月から11月頃の秋にも脂を蓄えて2回目の旬を迎え、「松茸鱧」などと呼ばれます。
 ◆最近ではハモを自動で骨切りする機械も発達しており、骨切りをしたものがスーパーで売られています。
 ◆湯通しされた牡丹ハモは梅肉で食べ、蒲焼、天ぷら、寿司、椀もの、土瓶蒸し、雑炊などさまざまな料理に用いられます。あらや骨からもよい出汁が出ます。泉州地域では、泉州玉ねぎと炊く「ハモすき」が好まれます。また、祭礼に欠かせないご馳走として伝えられてきた岬町の伝統料理「押し寿司」では、淡輪地区と深日地区でハモのそぼろが用いられます。
 
 ■多言語:鱧(Hamo)/Dagger-tooth pike conger/갯장어/海鳗/海鰻
 ■大阪での呼び名:はも
 ■旬:6月から8月、10月から11月
 ■主な漁法:小型底びき網(板びき網)
 ■主な水揚げ地:泉佐野(泉佐野市)、岡田浦(泉南市)、深日(岬町)等
 ■年平均水揚げ量:約40トン(H29水産課調べ)

*https://www.pref.osaka.lg.jp/suisan/fish/f01.html#hamo より


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