「かて飯」
主な伝承地域 相模原市
主な使用食材 米、干ししいたけ、ごぼう、人参、ちくわ、油揚げ、さやいんげん
歴史・由来・関連行事
相模原市に古くから伝わる郷土料理で、白飯と煮付けた野菜を混ぜ合わせた混ぜご飯。
かつて、相模原には火山灰に覆われたやせた土地が多く、米よりもさつまいもや小麦が多く栽培されていた。貴重な米をかさ増しするため、大根や芋などの野菜を入れた料理が「かて飯」である。農作業の折の糧となる食べ物であることからその名が付いたという。祭りや彼岸など特別な日にはたくさんの具を入れてごちそうとされた。
食習の機会や時季
近年では、年中行事などの際に縁起物として家庭で食されている。
飲食方法
細切りにした干ししいたけ、人参、ごぼう、油揚げなどの具を、砂糖としょうゆを入れただし汁で煮る。煮た具を白飯と混ぜ合わせる。
保存・継承の取組(伝承者の概要、保存会、SNSの活用、商品化等現代的な取組等について)
各家庭で食されているほか、地元の観光センターでも販売されている。食生活改善推進団体がレシピを継承し、郷土料理に関する一般向けの講習会などを通じて普及に取り組んでいる。
*https://www.maff.go.jp/j/keikaku/syokubunka/k_ryouri/search_menu/menu/35_8_kanagawa.html より
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