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<伝統野菜> 長崎 長崎赤かぶ -追記あり-

2024-03-10 08:42:05 | 伝統野菜

 「長崎赤かぶ」

 扁円で上半分は赤紫色、中型、耐暑性強く小葉の立性、ごく早生で、は種後40日内外で収穫される。8月まき、11~12月収穫(野菜の地方品種より)
 【見た目】
 皮は濃い赤紫色・果肉は白色
 【食味】
 柔らかく、きめの細かい舌触り、甘みが強い
 【機能性等】
 皮にはアントシアニンが含まれている
 【由来】
 18世紀のオランダ商館医師ツンベルグの著書に記載され、熊澤三郎の蔬菜園芸各論では平戸の木引かぶを移したものとされていたり、また、もっと古い時代から栽培されていたとも考えられている
 【その他】
 長崎くんちでのくんちなますとして利用されることもある
 【調理法・加工品等】
 ・一夜漬け、漬物、煮物で食される・卓袱料理でもアラやハモの付けあわせで出される
 【生産の見通し】
 拡大  
 【種子の入手先】
 自家採種

*http://g-foods.info/zukan/product/product_877.html より

 「長崎赤蕪-ながさきあかかぶ」

 【生産地】長崎市西山木場、東長崎、片渕、茂木

 【特徴】扁円形(へんえんけい)の中型の蕪。皮は濃い赤紫色で果肉は白色。性質に多少バラつきがあるものの、根部の光沢のある紫赤と根先の白味をおびた色は絶妙な色合いで美しい。耐暑性が強く、葉は小さく、枝や茎が立つように上に伸びる立ち性(たちせい)。

 【食味】肉質は柔らかく、きめの細かい舌触り、甘みが強い。皮にはアントシアニンが含まれている。独特の風味と香りがある。

 【料理】漬物(一夜漬け、三昧漬けなど)、なます、煮物などで食される。卓袱(しっぽく)料理でもアラやハモの付けあわせで出される。漬物や酢の物などでは、紫色を出すアントシアンが白い肉をピンクに染める。昔は、8月に種をまき、10月に収穫する“くんちなます”としても使われていた。

 【来歴】来歴はいま一つ明確ではないが、18世紀のオランダ商館の医師ツンベルグの「日本紀行(1775~1776)」では、洋種と記載されており、熊澤三郎の「蔬菜園芸各論(1956)」では、平戸の「木引かぶ」を移したものとされており、また、さらに古い時代から栽培されていたとも考えられている。1899~1903(明治32~36)年の試験場業務功程で蕪(かぶ)の数種と品種比較が行われ、「聖護院かぶ」と比較して劣等であるとされたが、1926(大正15)年までの選抜により品質良好と推奨された。
 かつては、別名「片渕かぶ(かたぶちかぶ)」と呼ばれており、木場町の中でも片淵地区の小さく入り組んだ地形で隔離されたごく限られた場所で栽培されていた。このことが、他の野菜と交雑することなく、「長崎赤かぶ」の美しい赤い色が残った要因とされている。今でもこの地区では川を隔てて、東側の蕪の方が西側でできた蕪よりも綺麗(きれい)な赤が出るのだそうだ。これは、戦前戦後にわたる農家の種の保存と改良によって保持されてきたことによる。

 【時期】11月~1月

*https://tradveggie.or.jp/42-nagasaki/#i-17 より


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