前回の回答
① 明鏡シスイ-明鏡止水
邪念がなく、澄み切って落ち着いた心の形容。
▽「明鏡」は一点の曇りもない鏡のこと。「止水」は止まって、静かにたたえている水のこと。「鏡」は「けい」とも読む。
② タントウ直入-単刀直入
遠回しでなく前置きなしに、いきなり本題に入り要点をつくさま。一本の刀を持ち、ただ一人で敵陣に切り込む意から。
③ 日常サハン-日常茶飯
日々のありふれたこと。いつものことで特に取り上げるまでもないもの。毎日の食事の意から。
▽「日常茶飯事」が常用句。
④ 本末テントウ-本末転倒
物事の根本的なことと、そうでないこととを取り違えること。
▽「本末」は根本的なことと枝葉のこと。「転倒」はひっくり返すこと。「転」は「顛」とも書く。
⑤ ムビョウ息災-無病息災
病気せず、健康であること。元気なこと。
▽「無病」は病気にかかっていないこと。「息」はやめる、防ぐ意。「息災」はもとは仏の力によって災害・病気など災いを除く意。転じて、健康で元気なさまをいう。
⑥ 油断タイテキ-油断大敵
注意を少しでも怠れば、思わぬ失敗を招くから、十分に気をつけるべきであるという戒め。
▽「油断」は気をゆるめること。油断は大失敗を招くから、どんなものより恐るべき敵として気をつけよ、という意。
⑦ チチ格物-致知格物
⇒「格物致知」
「格物」は、物事を極限までつきつめること。「致知」は、知識を極めること。修養の順序・方法を示す「八条目」の最初の二つ。誠意・正心・修身・斉家・治国・平天下と続く。出典は「致知格物ちちかくぶつ」といい、朱子学では「物ものに格いたり、知ちを致いたす」と、陽明学では「物を格し、知を致す」と読み下す。
⑧ 夜目トオメ-夜目遠目
女性は、夜に見たり、遠くから眺めたり、笠を着けたりして、はっきり見えないほうが美しく見えるということ。
⑨ ショウシ千万-笑止千万
非常にばかばかしいこと、おかしいこと。また、そのさま。また、いかにも気の毒なさまに用いられることもある。
▽「笑止」はおかしいこと。ばかばかしいこと。また、気の毒なこと。「千万」は語の下に添えて、このうえなくその程度が高いことを表す。
⑩ トウイ即妙-当意即妙
即座に、場に適った機転を利かせること。気が利いていること。また、そのさま。
▽「当意」はその場に応じて、素早く適切な対応をとったり工夫したりすること。仏教語の「当位即妙」(何事もそのままで真理や悟りに適っていること。また、その場の軽妙な適応)から。
今回の出題
① 変幻ジザイ
② チショウ謀大
③ 一件ラクチャク
④ 二束サンモン
⑤ シンキ一転
⑥ 党利トウリャク
⑦ ウンコウ雨施
⑧ 悪戦クトウ
⑨ センサ万別
⑩ ウチョウ天外
回答は次回に。
*漢字検定Web問題集 HP より
* 三省堂 新明解四字熟語辞典&学研 四字熟語辞典 より
① 明鏡シスイ-明鏡止水
邪念がなく、澄み切って落ち着いた心の形容。
▽「明鏡」は一点の曇りもない鏡のこと。「止水」は止まって、静かにたたえている水のこと。「鏡」は「けい」とも読む。
② タントウ直入-単刀直入
遠回しでなく前置きなしに、いきなり本題に入り要点をつくさま。一本の刀を持ち、ただ一人で敵陣に切り込む意から。
③ 日常サハン-日常茶飯
日々のありふれたこと。いつものことで特に取り上げるまでもないもの。毎日の食事の意から。
▽「日常茶飯事」が常用句。
④ 本末テントウ-本末転倒
物事の根本的なことと、そうでないこととを取り違えること。
▽「本末」は根本的なことと枝葉のこと。「転倒」はひっくり返すこと。「転」は「顛」とも書く。
⑤ ムビョウ息災-無病息災
病気せず、健康であること。元気なこと。
▽「無病」は病気にかかっていないこと。「息」はやめる、防ぐ意。「息災」はもとは仏の力によって災害・病気など災いを除く意。転じて、健康で元気なさまをいう。
⑥ 油断タイテキ-油断大敵
注意を少しでも怠れば、思わぬ失敗を招くから、十分に気をつけるべきであるという戒め。
▽「油断」は気をゆるめること。油断は大失敗を招くから、どんなものより恐るべき敵として気をつけよ、という意。
⑦ チチ格物-致知格物
⇒「格物致知」
「格物」は、物事を極限までつきつめること。「致知」は、知識を極めること。修養の順序・方法を示す「八条目」の最初の二つ。誠意・正心・修身・斉家・治国・平天下と続く。出典は「致知格物ちちかくぶつ」といい、朱子学では「物ものに格いたり、知ちを致いたす」と、陽明学では「物を格し、知を致す」と読み下す。
⑧ 夜目トオメ-夜目遠目
女性は、夜に見たり、遠くから眺めたり、笠を着けたりして、はっきり見えないほうが美しく見えるということ。
⑨ ショウシ千万-笑止千万
非常にばかばかしいこと、おかしいこと。また、そのさま。また、いかにも気の毒なさまに用いられることもある。
▽「笑止」はおかしいこと。ばかばかしいこと。また、気の毒なこと。「千万」は語の下に添えて、このうえなくその程度が高いことを表す。
⑩ トウイ即妙-当意即妙
即座に、場に適った機転を利かせること。気が利いていること。また、そのさま。
▽「当意」はその場に応じて、素早く適切な対応をとったり工夫したりすること。仏教語の「当位即妙」(何事もそのままで真理や悟りに適っていること。また、その場の軽妙な適応)から。
今回の出題
① 変幻ジザイ
② チショウ謀大
③ 一件ラクチャク
④ 二束サンモン
⑤ シンキ一転
⑥ 党利トウリャク
⑦ ウンコウ雨施
⑧ 悪戦クトウ
⑨ センサ万別
⑩ ウチョウ天外
回答は次回に。
*漢字検定Web問題集 HP より
* 三省堂 新明解四字熟語辞典&学研 四字熟語辞典 より
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