扉の先は撮影禁止のため、概要が垣間見れるショットを探してきた。
写真にはないが、彼女が長野にいた時代の、まだ写実風の作品群からはじまる。
16歳の時に描いた作品群の多くは、植物のドアップで植物のセルが多数並んでいる!
その花などの植物への執念は NY帰国後の失意の時代にも継続...
つまり、ここで腑に落ちた。
彼女のオブセッション・アートは「植物」由来なのだ。
水玉柄 の街路樹、Ascension of Polka Dots on the Trees の解説に戻ってみる。
「我らが地球は、これらのピンク色の水玉柄のひとつに過ぎない。
これらのドットは無限へのいざないなのです。
ドットで自然や自分のカラダを隠すことで、我々は環境とひとつになるのです。
私たちは無限と一体になり、愛で自分たちを包み込むのです」
かぼちゃへのこだわりも、
かぼちゃ作品をポツンと自然の中に置くことも、
全て「植物の中に宇宙があるとともに、ドット自体が宇宙でもある」という彼女の世界観の表現だったのだ(汗)
草間 彌生アート の「本質」を解き明かす展示群に打ちのめされた…
ただクライマックスはここだけじゃない、まだまだ草間ワールドは続く…
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