~Agiato で Agitato に~

再開後約20年になるピアノを通して、地域やほかの世代とつながっていきたいと考えています。

ああ娘

2008年05月08日 10時05分09秒 | 家族・友人等
昨日、娘のレッスンをのぞいてみたら、なにやら娘がすごく怒っている。

「・・・いわなくてもわかるっ!」

・・・・・お、おまえ先生に対してなんちゅうことを・・・(泣)
それは、1カッコ2カッコの順番を指摘されて逆上していたのです。
「自分ではそう弾こうとしてるのに、何回やっても1カッコに入ってしまうんだ。わかってるのに!」ということだったみたいなのですが、先生にアタってる(汗)。

先生あきらめてじっと聴いておられましたが、1カッコに3回も4回も突入したあげくにやっと2カッコに入り、曲終了。

・・・・こっちが汗かきましたよ・・・ホント。

その後先生の説明によると、もうひとつ怒りの原因があったもよう。
その曲は3拍子で、「ソーシ ラー(ウン) ラード シー(ウン)」というものなのですが、ワルツなんだから三拍目が休みの時はふわっと手を上にもっていこうよ、と先生がおっしゃったところ、うまくできなくて機嫌が悪くなったらしい。
「ふわっと上にする」形で休符やフレーズのおしまいを表現するかどうかは、先生によって意見の分かれるところではありますが、まあそういうことは置いといて、娘がちゃんと休みをカウントできるように、またフレーズのおしまいを押さえつけないようにと、そのような指導をされたわけです。

ところが娘はそれがどうも気に入らない。
先生が「こうやろうね」とやってみせられても返事をしない。「わかった?」といわれるとあきらかにシブシブうなずく。
帰り際に先生がまた「ワルツだからね」とニコニコと同じことを言われると、今度は
「・・イヤだ」

・・・・先生、ごめんなさい・・ごめんなさい・・ごめんなさい・・・


こう見えてもですね、私は表だって反抗する人間ではなく(もちろん子どものころ、ピアノの先生に反抗するなぞ、恐ろしくて考えたこともない)、たとえその場で多少「???」なことがあったとしても、とりあえずその場ではやってみて、帰ってから採用不採用を決める(殴)という形をとります。
なのに、この娘は・・・orz


さすがにこの抵抗は気になったので、帰ってからきいてみました。
「あのさ、ソーシ ラーでふわっと上げるのイヤなの?」
「・・・イヤじゃないけど、イヤだ」
「それはどういうこと?」
「できなくなるから」
「できなくなるって?」
「・・・間に合わない」
「手を上げてしまうと次の音が遅れるってこと?」
「そう」


・・・なるほど。それもそうだ。

もちろん手を鍵盤に置いたまま、指だけを上げて休符をカウントしたり、そのままの状態で力だけを抜くことができればそれでいいと思いますし、よく子どものコンクールで見かけるような踊ってるかのようにヒラヒラと手や腕を上下させる動きは必要ないのではないかと私は思っていますが、今の娘はまったくそれ以前の問題。
要は、「ちゃんと休んで」くれれば、とりあえずはそれでいいんです(泣)。


さて、どうもっていったものか・・・・