戸隠神社に参拝した時必ず引いてくるおみくじ。
数え年を言うと奥で禰宜さんが自分の代わりに決まった言葉を言い神様から受けてくれるちょっと変わったタイプの物で、その内容も難しい日本語で色々と書かれている。
持ち帰って生活の指針にしなさいとあるからいつも持ち帰る。
今回気になった言葉は、
「先に艱難を経て、君に真心(まめこころ)をつくし、
下に憐れみをかけ身を苦辛(くるし)めて末大吉を得たるの兆しなり。
家富栄え子孫はんじょうすべし。 職に就く人は立身疑ひなしとしるべし。」
「何事も人に愛で貴まるるの兆しなればかりそめにもわたくしごころなく親切をむねとすべし。」
今の自分がおかれた身とダブるが、これが直ぐに大吉を得ると言うことでは無い。
むしろ逆で、この状況下、今までの傲慢な自分を修正してくれる機会がまだまだ必要だと感じる。
いつでも、どんな状況でも、艱難が後に大吉になると信じて一生懸命に過ごせということで、
予言ではなく、生きる指針なのだ。
親切は今一番気にかけていた事なので、響いた。
自分は障がい者だから出来ない、むしろ助けてくれというのではなく、
自分の出来る所でどれだけ他人様の役に立てるかの勝負になっている。
元気な人が他人の為にする事と、身体の不自由な人がすることでは重みが違う。
苦しくても甘えないで、できる事をやる。
見返りや、世間体の為ではなく、心から親切心を発する事が出来るように、
日々、訓練中なのだ。