アンティークマン

 裸にて生まれてきたに何不足。

「ドクターフィッシュ」の温泉…水着着用のわけ?

2012年05月30日 | Weblog
家人の母親の米寿のお祝いを、有名温泉地で行いました。私からすると、義母。宜保愛子とは関係ありません。この有名温泉地には50数年前(古っ!)にも宿泊したことがありまして…大変な衝撃を受けたものでした。
 大浴場が裸の混浴だったのです。大浴場の中央部に、プールがありまして…。もちろん、泳ぐためのプール。入浴中ですから、当然全裸。泳ぐ時だけその場で水着に着替えるという話でもなく…ま、そんなわけで衝撃を受けたワケです。

 「水着着用で混浴」…これは、珍しくもない。特にヨーロッパに多い。 
 ペルーのマチュピチュのふもとマチュピチュ村(アグアスカリエンテ…アグアスは「水」、カリエンテは「熱い」、「熱い水」=温泉)にも水着着用の混浴温泉があります。

 混浴というには寒すぎるが、毎年映像が流れるのは、ロシアの「神現祭」。水に神聖な力が宿るということで、男女入り混じって池や湖で沐浴し、身を清める。そ、それが毎年、1月19日に行われる。ロシアの1月…極寒の最中の行事です。そのため、興味深いので映像が世界中に発信させるのですがね。心臓マヒ等の事故は放送されませんが…きっとあるはずです。

 台湾を旅行されたかたは、烏来(ウーライ)の温泉に入られたのではないでしょうか。水着着用ではありますが、混浴です。

 温泉に、人の皮膚を食べる魚を放し飼いにしている混浴温泉がトルコにあります。鮫かって?ア、アノネ、人を食べるのではなく、水虫・インキン・タムシや、角質化した皮膚を食べてきれいにしてくれる魚!鮫じゃない!
 この魚の本名は、「ガラ・ルファ」。通称名は、「ドクターフィッシュ」体長約14cmの淡水魚。
 ドクターフィッシュは、水温37度というお湯の中で生息します。37度となると、エサになるプランクトンが発生しづらい。そのため、人に寄ってきて、水虫やら皮膚の角質を餌として食べるというわけ。温泉に手を入れるだけで、集まってきます。
 えっ?自宅で飼いたい?可能です。一尾2,000円前後。安い!ただ…温度管理とエサが問題。毎日皮膚を食べさせていたら…皮膚がなくなってしまったりして…!

 閑話休題。ドクターフィッシュの温泉は、水着着用の混浴で正解ですね。裸の混浴ですと、食べられたくない部分の皮膚も食べられたり…。

 裸での混浴となると、日本以外には、ない…というわけではありません。サウナの場合は、「裸での混浴」はヨーロッパ~北欧に普通にあります。これって、古代ローマ以来の伝統でしょう。

 「サウナ=裸になるところ=健康増進=男女は関係ない=裸での混浴」という意識。男も女も、健康のためにサウナへ行く。ほかに特別な理由などない。