一昨年は、高尾山(標高599m)へ、途中まで登りました…。
なぬ?「高尾山って、遭難者数日本一(133人 2023年)。遭難死者数も日本一の山でしょ!一種二級の障害者で、要介護5のアンティークマンが、どうやって高尾山へ登ったの?!」
って?カ、カミサンに車椅子を押してもらって…私は、車椅子にのっていただけ…「登った」という表現は間違いですかねえ?
なお、さすがのカミサンも途中でダウン寸前に。「薬王院(標高525m)」というお寺の手前で、無念のリタイアでした。総重量66kgの車椅子を押して、滑落する人多数、死者まで出る急峻な道を上るのは、無謀なことだったようです。
まだ自分の足があった頃、1984mの山に挑戦し、寒さのため頂上を目の前にしながら無念の下山をしたことがありました。
「勇気ある撤退」と、評価してくれた人もおりました。
「あそこなら、遭難せんじゃろ!」と、冷たく言い放った人も。 確かに、道に迷う山じゃない。しかし、BUT!ずぶ濡れで強風と強い寒気…。意識が遠のいていくのが分かりましたので、文字通り必死で下山。
人間って、結構強いのですが、脆い面も持っています。寒さには脆いですねぇ。臨死体験で言われるように、身体が低温になると、お花畑に迷い込みそうになります。
で、翌年その山にリベンジを!天気図とにらめっこの毎日。気圧配置よし!リベンジ登山を決断。
ゴンドラで五合目まで。リフトに乗り換えて、7合目まで行きました。ずるいって?いいじゃないですか、高齢者なんだから!都合の良いときだけ、高齢者を前面に出すという狡猾さ!
登りだして30分、心臓が、「パ、パ、パンクするーっ!」と、言い出しました。しょうがないので、脈拍が130程度になるまで休憩。何度休憩したことか。何度給水したことか…。しかし、「戻ろう」とは思いませんでした。
当時毎日だった、アクアウオーキングの効果を実感しました。膝も腰も、悲鳴など上げませんでしたから。登り出して1時間ほどで、ようやく調子が出てきました。
「山頂0.3km」の標識…まだ、300mもあるのかぁー…。急峻なところでは、1分に20mぐらいしか登れません。
七合目から頂上まで、1,700mの行程を90分かけて踏破。達成感…ありました!
そのとき気づいたことは…
1 登山者の半数を高齢者が占めていた…これは、最近よく言われているとおりでした。失礼ながら、半死半生で登っている人もおりました。遭難…あっても、なんの不思議もない。
2 家族と一緒の、小学生の登山者も目につきました…
「♪疲れを知らないこどものように~」
という歌がありますが、ホント、子どもは疲れを知らない。時折、小走りで登山道を登っておりまして…!
3 若い人の半数以上が、山をなめている…軽装なんです。渋谷交差点を歩く服装で、1984mを登る…。雨に当たっていたら、彼らは動けなくなっていたことでしょう。そのまえに、とっとと、引き返してしまうかな?
山へ登る小学生は、ゲーム脳ではないので、感性豊かで頭がいいらしい…小学校低学年ぐらいなのに…
「雪渓があったね」
「セッケイじゃなくてゼッケイ(絶景)でしょ!」
などと、ジョークを交えた、高度な会話をしながらの下山。
「雪渓」も「絶景」も、大人ですらなかなか使う言葉ではない。 私など、「雪が残っていたね」「いい景色だったね」と、いった程度かな。
その日は、山頂が晴れていて「雪渓」が見られました。
しかし、下界は霧で、「絶景」を見ることはできませんでした。
登山って、「山頂の標識と一緒に記念写真を撮る」のが醍醐味のような気がします。「登った」という証拠写真、撮ったあとの爽快感、達成感!いいですねえ。
特に「登山好き」ではありませんでしたが、二度と自分の足では登山など出来ない身体になってしまうと…寂しいものです。
なぬ?「高尾山って、遭難者数日本一(133人 2023年)。遭難死者数も日本一の山でしょ!一種二級の障害者で、要介護5のアンティークマンが、どうやって高尾山へ登ったの?!」
って?カ、カミサンに車椅子を押してもらって…私は、車椅子にのっていただけ…「登った」という表現は間違いですかねえ?
なお、さすがのカミサンも途中でダウン寸前に。「薬王院(標高525m)」というお寺の手前で、無念のリタイアでした。総重量66kgの車椅子を押して、滑落する人多数、死者まで出る急峻な道を上るのは、無謀なことだったようです。
まだ自分の足があった頃、1984mの山に挑戦し、寒さのため頂上を目の前にしながら無念の下山をしたことがありました。
「勇気ある撤退」と、評価してくれた人もおりました。
「あそこなら、遭難せんじゃろ!」と、冷たく言い放った人も。 確かに、道に迷う山じゃない。しかし、BUT!ずぶ濡れで強風と強い寒気…。意識が遠のいていくのが分かりましたので、文字通り必死で下山。
人間って、結構強いのですが、脆い面も持っています。寒さには脆いですねぇ。臨死体験で言われるように、身体が低温になると、お花畑に迷い込みそうになります。
で、翌年その山にリベンジを!天気図とにらめっこの毎日。気圧配置よし!リベンジ登山を決断。
ゴンドラで五合目まで。リフトに乗り換えて、7合目まで行きました。ずるいって?いいじゃないですか、高齢者なんだから!都合の良いときだけ、高齢者を前面に出すという狡猾さ!
登りだして30分、心臓が、「パ、パ、パンクするーっ!」と、言い出しました。しょうがないので、脈拍が130程度になるまで休憩。何度休憩したことか。何度給水したことか…。しかし、「戻ろう」とは思いませんでした。
当時毎日だった、アクアウオーキングの効果を実感しました。膝も腰も、悲鳴など上げませんでしたから。登り出して1時間ほどで、ようやく調子が出てきました。
「山頂0.3km」の標識…まだ、300mもあるのかぁー…。急峻なところでは、1分に20mぐらいしか登れません。
七合目から頂上まで、1,700mの行程を90分かけて踏破。達成感…ありました!
そのとき気づいたことは…
1 登山者の半数を高齢者が占めていた…これは、最近よく言われているとおりでした。失礼ながら、半死半生で登っている人もおりました。遭難…あっても、なんの不思議もない。
2 家族と一緒の、小学生の登山者も目につきました…
「♪疲れを知らないこどものように~」
という歌がありますが、ホント、子どもは疲れを知らない。時折、小走りで登山道を登っておりまして…!
3 若い人の半数以上が、山をなめている…軽装なんです。渋谷交差点を歩く服装で、1984mを登る…。雨に当たっていたら、彼らは動けなくなっていたことでしょう。そのまえに、とっとと、引き返してしまうかな?
山へ登る小学生は、ゲーム脳ではないので、感性豊かで頭がいいらしい…小学校低学年ぐらいなのに…
「雪渓があったね」
「セッケイじゃなくてゼッケイ(絶景)でしょ!」
などと、ジョークを交えた、高度な会話をしながらの下山。
「雪渓」も「絶景」も、大人ですらなかなか使う言葉ではない。 私など、「雪が残っていたね」「いい景色だったね」と、いった程度かな。
その日は、山頂が晴れていて「雪渓」が見られました。
しかし、下界は霧で、「絶景」を見ることはできませんでした。
登山って、「山頂の標識と一緒に記念写真を撮る」のが醍醐味のような気がします。「登った」という証拠写真、撮ったあとの爽快感、達成感!いいですねえ。
特に「登山好き」ではありませんでしたが、二度と自分の足では登山など出来ない身体になってしまうと…寂しいものです。
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