警察官のローレンは閉鎖される警察旧庁舎での夜勤を命じられる。誰もいないはずの庁舎。しかし、次々と不可思議な現象が起き始めた。
面白い。怖い。久々に真から怖いホラーに出会いました。
似てるのだとチラズアートの『夜間警備』とか。
建物内、少ない役者。限られた条件や物で映画作り。
工夫の面白さ。敬意すら覚える、魅せるホラーです。
1時間半とは思えない見応え。間断なく攻めてくる。
主人公ローレンが孤軍奮闘。めっちゃ感情移入する。
ジャンルが悪魔系と分かり、ちょっと肩透かしでしたが。
父親の仇である悪魔崇拝者が相手。後半はイラつく展開が多かったです。
でも、そのイラつきを怖さが塗り替えてくる。
何よりラストが秀逸です。悪魔系は神がどうたらだの信仰が勝つだの宗教臭い展開ばかりですが、この作品は一味違う。とにかく救いがない。最後は悪が勝つ。
でも、何でよりによってあの日に夜勤なのか。
ペイモンも執拗すぎでしたね。まぁ、面白いし怖いし。これ以上は言いっこなしです。
怖いのをお求めの方には、かなりオススメの作品です。
では、また。