今朝、神戸戦の日帰り観戦から帰還しました。朝6時に帰宅し、少し仮眠をとって単身赴任先へ。午前は休みを取っていたので午後から勤務し先ほどアパートに帰ってきました。
八百政夫妻にとって、今までのアウェイ観戦の中では最も遠い神戸。しかも「くれよん」のバスツアー日帰り(正味24時間)であります。強行日程ではありましたが、正直言ってとても楽しく充実した神戸行きとなりました。
ユニバ陸上競技場に到着したのがほぼ3時。キックオフまで4時間あったので、ぼくらは地下鉄とJRを乗り継いで元町に行き、メリケンパークと南京町の中華街を散策しました。さすがにオレンジのユニ姿での神戸散策の勇気はなく、私服でしたけどね。
本当は異人館めぐりや三宮方面でのショッピングもしたかった(八百妻のみ)んですが、今回は時間の関係もあり、元町に絞り込んだわけです。いやいや、アウェイ観戦のついでに(しかも日帰りバスツアー)観光できるなんて幸せですね。メリケンパークで港と海を満喫し、さらに阪神・淡路大震災を学習。「そうか、今回の神戸戦は『震災ダービー』だな」などと考えておりました。
中華街は楽しかったですね。横浜とはまたひと味違った感じです。あれこれお店をのぞきながら散策して楽しかったです。美味しかったモノや、美味しそうなモノがたくさん。中華街で夕食も調達し6時にユニバ陸上競技場に戻りました。いや、それにしても暑かった。
キックオフの前にビールと中華街で調達した食料で腹ごしらえです。こんなに美味いビールを飲んだのは記憶にないくらい美味かったです。中華チマキや豚まんも最高!僕ら夫婦は2人とも超酒好きにもかかわらず、車の運転があるのではビッグスワンでは飲めません(喧嘩になるので1人が飲んで1人が運転ということもしません)ので、2人でビールを飲みながら観戦できるのはアウェイ戦だけなんです。ようし、今日はいい感じだぜ!
神戸のサブメンバーに、栗原(途中交代したけど途中交代させられた)とデビ純(出番なし)の名前がありました。メンバー紹介の時、「ブーイングかな?」って思ったけど、アルビのゴール裏は大きな拍手でした。嬉しいなぁ。こういうチームカラー(ゴール裏カラー?)ってボクはとてもいいと思います。これを伝統にしましょうよ。
このところ定着してきたいつものスターティングメンバーでキックオフ。前半12分、いきなりアルビが先制点をあげます。勲がボールを奪ってマルシオにパスしたと思ったら、あれ?あれ?あれ?ってゴール裏からは何が何だかわからないうちに先制点です。後でわかったことですが、勲→マルシオ→坂本→マルシオでゴールでした。勲がボールを奪ってからわずか14秒の「これぞカウンター」っていう感じの攻撃。若杉さんも絶賛してるんじゃないかな?
しだいに天候が崩れてきます。雨が降ってきたと思うと(一応ポンチョは着ましたが、なくてもいいくらいの雨でした)、鋭い稲光が何度も暗い空を引き裂きます。「キャー」なんて言っているお嬢さん方も元お嬢さん方もいらっしゃいました。照明のところを見るとまるで土砂降りの雨のように見えます。ユニバ競技場はまったく屋根がないエリアがほとんどです。バックスタンドでは傘の花が咲きました。
2連勝中の神戸は、今までのイメージとは違い鋭い動きでアルビ陣営に攻め込みます。アルビの守備陣がよく守り抜いたけど、実際には攻め込まれ続けたって感じでしたね。そこで審判にエリア内ファールをとられます。PKの判定。被ファール者もキッカーも、オシムに呼ばれた男「(元?)やんちゃ坊主・大久保」であります。「え~っ?あれがファール?自分で転んでるじゃん!」ゴール裏は大騒ぎ。アルビの選手も審判に詰め寄ります。審判後ずさり。
今考えると、ここで激しく行き過ぎたのが審判の心証を悪くしたのかな?大久保には簡単にPKを与えた審判の東城さん、ウッチーや貴章がペナルティエリア内で倒された時には流しまくりました。ボクはあんまり勝敗を審判のせいにしたり審判の判定にブーイングをしたりするのは好きじゃないんだけど、昨日ばかりは「もう少し正確なジャッジをしてほしいなぁ」と思いました。
しかし、守護神・北野がやってくれました。初のPK阻止であります。鳥肌が立ちました。最大の見せ場でしたね。ゴール裏の興奮は最高潮です。ゲーム後の挨拶にきた選手たちの中で、腕を誇らしげに突き上げる北野の姿が印象的でした。今日テレビで見たら「直人さん(松尾)が弾いたボールをよくクリアしてくれて」と感謝の気持ちも忘れない北野にますます惚れ直しました。エライ!
なんとハーフタイムには花火が上がりました。長岡祭や片貝祭で花火を小さい頃から見慣れている八百政ですが、スタジアムで上がる花火というのは初めて見ました。いいもんですね。勝ったからなおさらですけど。それから、神戸のチアリーダーのダンスもありました。アルビのチアリ-ダーと比べると人数は少ないですが、「色っぽさ」という点では軍配が上がりました。鼻の下を伸ばしてオーロラビジョンに見入る(ユニバはアウェイ側からオーロラビジョンが見えます。ホーム側は見えません。)八百政に八百妻から厳しい指導が入りました。
それにしてもアルビの守備陣はよく守りましたよ。神戸のコーナーキックは12本もありました(アルビはたった3本)。しかし、ことごとくチャンスの芽をしっかり摘み取る千代反田、永田をはじめとするDF陣。もちろん、前線の選手も労をいとわず守備をします。今回のゲームでなかなか思うように得点できなかった貴章もエジも、本当によく動き回っていました。2試合連続の完封勝利はすばらしいですね。それにこの苦しいアウェイのゲームで、勝ち点3をゲットできたこと。本当にスゴイですよね。アルビの強さは本物になってきたんだな。
ゲーム終了間際に、千葉がミドルシュートを撃ちました(大きく外れましたけど)。それから途中交代のシルビーニョが、バー直撃のシュートを2本撃ちました。残念ながら得点とはなりませんでしたが、この姿勢にボクは「次節への繋がり」を感じました。なかなか厳しいゲームだったけど、アルビは守り抜きました。しかし、このままでは「苦しいゲームの修正点」はカバーされません。中盤、終盤の選手が積極的に攻撃参加するという、次節の修正点をこのゲームですでに千葉やシルビーニョが試しているように感じました。実際、「相手DFがエジや貴章へのマークをきつくする時に中盤や終盤のアルビ選手がフリーになるケース」はよくありますものね。
「アウェイの勝利は蜜の味」 残念ながらガンバ戦には参戦できなかった僕らですが、神戸に行けてホントにヨカッタです。でも願わくば、大阪と神戸をこんなに近い日程で組まないでほしいな…と思います。両方はなかなか行けませんモノね。Jリーグの日程係様、そのへん来季はぜひご一考を。