「ジャイアントキリング」の最新刊28巻が発売になったので、早速購入いたしました。今回は、ETUの背番号7:椿大介の代表戦デビューが中心の構成で、なかなか面白かったです。
今回、最新刊28巻を読むにあたり、20巻あたりから再度読んで復習をしたのでありますが、ETUの山形戦、川崎戦、そしてサポーター:スカルズのリーダー羽田の人生、元サポーターリーダーのゴローの葛藤。この「ジャイキリ」は、本当に見どころ満載のサッカーマンガ、いや「Jリーグマンガ」であります。
そんな中で、ボクの心にズシリと残ったセリフを少し紹介しますね。
まずは23巻で、笠野スカウト(元GM)がスポンサーである大江戸通運の副社長に放ったこの言葉であります。
○大人も子供も、会社のお偉いさんも小学生も、立場なんか関係なく、同じように一つのプレーに歓声を上げ、ゲームに夢中になる。それがこの空間、スタジアムってところなんですよ。
まさに、ボクもこのセリフに100%同意ですね。ボクがアルビレックスに夢中になったきっかけも、「みんながアルビのプレーの前に夢中になるビッグスワンの空気」でありました。その時のことは、確かこのブログを始めるきっかけにもなったこのエピソード「言葉はいらない」に書いた記憶があります。2006年のエントリーでありました。
そして、もうひとつ。24巻でETUののゲームを10年間観戦し続けた老人3人が、ゴロー達に言ったこの言葉。
○しかしな。ワシらにとって大事だったのはそれ以降。いくらブームが過ぎ去ろうと、ETUというクラブがワシらの側(そば)に在り続けてくれたってことだ。いくら人気がなくなろうと、選手が流出してどんどんチームが弱くなろうと、クラブがこの町にずっと存在しとったおかげで、気付いたらワシらにとってのサッカーは、ブームではなく日常の一部になっとったんだよ。
ボクなんかは、今まさにこの境地ですね。「アルビのサッカー観戦が日常の一部、生活の一部」って感じ。サポーターには様々な年齢層の人がいるから、結婚をした、子供が生まれた、仕事が忙しくなりサッカー観戦ができない、子供の少年団活動や部活の応援でサッカー観戦ができない、親の介護があるなど、スタジアムでのサッカー観戦が難しくなる時期というのが人生には当然あるわけです。そういう意味で老人というのは、自分が身体が元気なうちは一番強力なサポーターのなり得るというわけです。ボクたち以上の年代を甘く見るなよ!
さぁ、東アジアカップの日韓戦です。セレッソの柿谷がまるで今季の開幕戦のような飛び出しで先制点をあげましたが、韓国に1点追いつかれ、現在1-1です。ニッポン頑張れ!でも、金珍洙も頑張れ!では、これから後半戦を観戦いたします。