J1とJ3はリーグ戦のゲームがまだ残っていますが、J2リーグは最終戦が既に終了し、残るは「昇格プレーオフ」のみ。これから、いよいよ「ストーブリーグ真っ盛り」っていう季節に突入です。もちろん水面下では、どのチームも移籍に関してさまざまな動きや綱引きが展開されているんでしょうね。寺さん、勲さん、よろしくお願いします。
ホーム最終戦である来週のガンバ戦では、今季限りで契約満了になる選手がサポに挨拶するのかな?宿命とはいえ、悲しい季節ですね。まぁしょうがない。
アルビの話題ではないですが、昨日はJ2大分の渡邉新太選手の契約満了も発表されました。
新太と言えば、アルビユースから流通経済大に進学し、4年後の2018年に大卒ルーキーとしてアルビに加入した選手。J2時代のアルビに3シーズン在籍し、アルビでリーグ戦22得点をあげたストライカーです。
2021年に当時J1の大分に完全移籍した時には、「やっぱり新太はJ1でプレーしたいんだよなぁ…」って送り出したけど、大分は1年でJ2に降格。ここ2シーズンは、「J1の新潟、J2の大分」という何とも皮肉な構図となっておりました。
今年で大分に4シーズン在籍した新太は、今シーズンはチームキャプテンを務め5得点。自身のキャリアハイである、新潟でのルーキーイヤー(2018年)のシーズン10得点には、大分では4年間を通じて遠く及びませんでした。確か2018年の新太は、ルーキーにもかかわらずチーム得点王でしたよね。
今回の大分契約満了に関する新太のコメントは以下の通りです。
●地元のアルビレックス新潟から本気で覚悟を持って大分トリニータに来ましたが、思い描いたようには行きませんでした。大分トリニータでの4年間を振り返ってみても、本当に悔しい思い出ばかりです。
●毎試合本気で勝ちたいと思い全力でチームの為にプレーしましたが、今回満了という結果になりました。根性論や感情論でサッカーを語るつもりはないけど、自分の内から湧き出るサッカーへの情熱だけは失いたくないし、そこはずっと大事にしてやっていきたいです。
「もし、新太がずっと新潟でプレーしていたら…」そんなタラレバを考えることは無意味だとはわかっているけど、「谷口やダニーロのプレーに新太が絡んだらどんな化学変化が生まれるだろう?」とか、「秋山は新太をどんな風に使うかな?」とか、ついつい考えてしまいます。
大分を契約完了となった新太も、今年で29歳。サッカー選手としては脂の乗り切る年代、「まだまだやれる」年齢です。新太の新たなる旅立ちと新天地での活躍を、心から祈っています。