


日本や中国の、歴史上あるいは世俗にいたる月にまつわる故事を百の図に描いたもの。
タイトルをみても現代の我々には、というより私などには理解できないものも多いか゛それにしても、この絵師という人達の、有職故実を含め歴史・文芸などに通暁していることにはまったく敬服する。
これらの画は、図書館などのデーターベースに保存され目にすることは出来ても、今後正規な形で出版されることはまずないと思うので、私のような物好きが豆本の形で画集にするくらいだろうから、なんとももったいない気がするのである。
図は「嵯峨野の月」(平家物語)と、「武田信玄」。