豆本三昧我褸芥(がるぁくた)ノート & 美人画あれこれ

日本の名作文芸と東西の名画の自作豆本の内容紹介のほか、その資料として集めている東西の美人画をいろいろ紹介しています。 

歌川豊国の「いろは」の豆本

2010年06月18日 | 豆本
 

 この豆本には豊国の「清書七以呂波」と「教訓いろはたとゑ」の二作を収める。
 
 前者は「いろは」の各文字につき一ページに、その文字で始まる単語・人名などとその語に関連する人物の画のほか、上段にその文字の音訓の漢字七文字が書かれている。いろは以外に漢数字「一から十、百、千、万、億、兆」のページもあるので、庶民の日常的な簡易字典のような役割や、子どもの手本にも使えたようである。
 
 後者は「いろはかるた」の読み札・絵札が並べられ形になっていて、もしかするとそれを厚紙に貼って実際にかるた遊びをしたのかもしれない。絵は豊国お得意の役者絵である。
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