風は東楡の木通りから

クリスチャンフルート吹きパスピエの愛する音楽、猫たち、薔薇の毎日

西沢渓谷

2006-08-18 00:14:13 | お出かけ・旅行記
山梨県の西沢渓谷に日帰り旅行にいってきた。
今回は渓谷沿いのハイキング。だんなの強いご希望であった。

しかし、最近パニック発作の予期不安みたいなものを感じなんとなく外出したくなかったので、この日帰り旅行もはじめはあまり乗り気じゃなかった・・・。

が、自分の要望は押し通すのがだんなである。「ほんとにいいところだから」、「きれいなところだよ」、「渓谷沿いをハイキングするだけだから」と毎日のように説得されていく事になってしまった。

秩父のほうから2kの長~い雁坂トンネルを抜けて西沢渓谷へ。
緑がきれ~い!空気がおいし~い!いざ、ハイキング!

こんなところ。水の色が美しい!


でも、甘かったのだよ。これから大変なハイキングコースが!


確かに景観はすばらしいです!でもね・・・この写真の上の部分の人がいる辺りの道は幅1mありませんからぁ~!命綱ならぬ命鎖をつかまってあるきます。しかもい岩場が多くぬれているのですべる!(怖いよ!)で、道の脇は崖!何?!これ~!
途中から景観を楽しむ余裕などなく、ひたすら平坦な道があることを願いつつ歩き続ける。平坦な道どころか!ひたすら上り坂~!もうちょっとした登山。

休み休みやっと「西沢渓谷終わりまであと100m」のところまでくる。でもその100mがぁ~!!!全部上り坂。しかもいままでよりきつい!だんな!聞いてないよ~!周りの人を見るとやっぱりフーフー言いながら登っていた。中には赤ちゃん連れの人もいた。きっとこんなハイキングコースだなんて思わなかったんだろうな。

つり橋を渡って川の向こうへ。やっと歩きやすい道に出た。昔のトロッコのレール跡をひたすら歩く。少し落ち着く。いい眺めでずいぶん登ったのがわかる。山紫陽花がところどころに咲いていてこんな虫を見つけたよ。


体調2cm。はじめは蜂かと思ったが、形がカミキリムシに似ていた。後で調べたら「ヨツスジハナカミキリ」だった。こんなに小さくてきれいなカミキリムシは初めてみた。白い小さな山紫陽花の花が点々と咲いていたが、ここはシャクナゲの群生地でもあるらしい。きっとその花の季節はきれいだろうな。

しばらくいくと「ひこいっちゃんころばし」という場所に着いた。なんだか日本昔話の名前みた~いとほのぼのして名前の由来を読んでみるとどうやら昔彦一さんという人が仕事中に崖から落っこちて負傷したということらしい。
この他にも[何とかころ橋」というところがあった。ほんとに崖ばっかりでトロッコのレールはところどころと切れていたり壊れていたり、まるでドンキーコングのゲームのトロッコのレールそっくり。

西沢渓谷をぐるっと回るようなハイキングコース3時間半。上り坂はきつかったけど良い有酸素運動にはなったかもね。健康も安全も守られこと、また自然の美しさを主に感謝!