風は東楡の木通りから

クリスチャンフルート吹きパスピエの愛する音楽、猫たち、薔薇の毎日

フルート勉強会ー本当のチャレンジ

2009-09-05 21:50:15 | 音楽
今日は初めての紫園先生のお弟子さんたちとの勉強会。

場所は新宿ムラマツホール、こじんまりとしたサロンのようなホール。

ここのところ人前で演奏することから遠のいていたので、これは私にとって大きなチャレンジなのだ。

もう朝から緊張していて、お腹を壊してしまい、朝から便所クイーンになっていたわけで・・・・・不安は高まるばかり。以前のブログ記事にも書きましたが私は舞台が怖いのだ。

4時間をかけての勉強会。私たちユーオーディアアカデミーの生徒もいれば個人で先生に習っている人、ムラマツフルート教室の生徒もいる。今回参加は20人くらいでしたかね。

自己紹介、曲名、今回のチャレンジは何かを言った後に演奏しほかのフルーティストの感想、先生からの感想、アドヴァイスなどをうけた。

皆さんレベルが高い。。。。

姿勢、立ち方、技術、音色、表現の豊かさなど、とても勉強になりましたよ。この人うまいな~、この曲素敵だな~、私もあんな風に演奏したい、今度この曲にん挑戦したい、この技術を覚えたいとこれからの目的は増えていき、聴いているのがとても楽しい。その反面自分の時が怖いよ~。ってな感じで時間は過ぎていき。。。

自分の番。わたしのチャレンジの目的。「楽しく吹く」
曲はメンデルスゾーンの「歌の翼に」をシュテックメストが編曲した「歌の翼による幻想曲」。

本番にめちゃめちゃ弱い私。音も出なけりゃ、指も回らない。曲の途中で手や唇に震えがでてくる。そして不本意な結果に。だからいつも落ち込んでしまうのだ。
だからどんな結果でもいいから今日は楽しんで吹くことがチャレンジだったんだ。

でも今日は少しは落ち着いて吹けた。最後に震えが来てしまったんだけど…なんかなかなか結構楽しかったよ。その代わり楽譜通りにはふけなかったけどね。(頭の中真っ白)ということは今回のチャレンジは成功かな。

でもね、私のチャレンジは本当は他にあったんだ。

薬の誘惑。
パニック発作も起きてないから今は薬を減らしてもらっている。たまに差し込むような軽いめまいもあるのだ。それに鬱の診断を受けているけど社会不安障害もある。

社会不安障害なんて言うと「そういうのってだれでもあるけどそんな名前つけられちゃうんだ」って言われたからあまり言わないようにしている。今はイライラがつのったり、不安が高まる時のために頓服薬をだしてもらっている。

胃をギュっ手つかまれるような不安感。そういう時薬で楽になりたいと思う。でも飲んだら眠くなってしまうだろう。手の震え、唇(頭?)の震えがどこからきているのかはわからない。それがパニック障害なのか社会不安障害なのか。
薬を飲んだら多分少しは落ち着くだろう。でも舞台の上で不安でドキドキするのは舞台の上に立ったことがある人なら大なり小なり、みんなだれでもあるはずだ。

薬を飲むことは私にとって必要なことなのかもしれない。だけど逃げるみたいでいやだったのだ。薬を飲んだら曲がうまく吹けない言い訳になるような感じがした。今飲んだラこれからずっと薬に振り回されるような気がした。なんか変かな。

自分自身から逃げないこと。これが本当のチャレンジだった。



演奏後、先生が言ってくださった。「ドキドキしない演奏はね、つまらない演奏、かえってドキドキしていた演奏のほうがいい演奏になっているもの」だと。

どんな自分でも受け入れよう。失敗したって、みっともない自分分だっていいよね。だって神様は受け入れてくださってるんだもんね。