草稿中のものをアップしてしまった~。以下追加文含めます。
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「ぼくはうみがみたくなりました」
やっとみてきました~!!
8月22日からロードショーだった。できれば初回に見に行きたかった。
原作者のレインボー親父さん、俳優さん達の舞台挨拶があったからね。園長役の秋野大作さん、大好きなんだ。
8月22日は法事があって益子に行っていたんだよ。それから行く機会を見つけてたんだけど忙しくて…。だけど今日はフルートのレッスンの時間が繰り上がったので「見に行ける!」と見に行ったのだった。
場所は恵比寿ガーデンプレイスの中にある東京都写真美術館の中のホール。
つつじヶ丘の先生宅から恵比寿なんてすぐなんだよね。1時間半も早く着いてしまったんで写真展をみたり、お茶を飲んだり、楽器磨いたりして時間をつぶした。
実は今日の映画も私にとってはチャレンジだったんだ。
最初のパニック障害の大発作があったのが映画館。もう大丈夫と思っていてもいつになっても映画館は少し恐怖である。それに薬の量10mg減らしてから初めての映画館だから。
でも映画始って自閉症の青年役の俳優さんのまっすぐな瞳に引き込まれた。彼らはそんな純粋な目で真っすぐに物事をみる。なんだかそれだけで涙が出てきた。
「ぼくうみ」は日本で初めて自閉症について描かれた映画である。
ドラマは「僕の生きる道」とか「光とともに」「抱きしめたい」(加瀬亮の自閉症青年の役は圧巻だった)なんかがあるけどね。映画ってなかったんだって。
自閉症のお子さんをもつレインボー親父さんこと脚本家の山下久仁明さんが一人でも多くの人に自閉症を知ってもらいたいという思いから作られた。
登場人物は看護学生の明日美、自閉症青年の浅野純一、純一の母、純一の弟、弟のガールフレンド、純一の幼稚園時代の園長先生夫婦。
あらすじは前記事をみてね。
さて、映画は本当に素晴らしかったよ。こんな言葉じゃ伝わらないくらい。自閉症青年の役の俳優さん、本当によく役作りをされていた。看護学生・明日美役の女優さんも見ていて、自閉症を知るにつれて動いていく気持ちみたいなのがよくつたわった。
私はこの映画を見ていて小さい頃の長男を思い出していた。長男はアスペルガー症候群だが、大きくとらえれば自閉症だ。(自閉症スペクトルにはいる。)
うちの長男の場合、多動(公園はフルコースやらないと気が済まない。私は常に追いかけていた。)、偏食(納豆ご飯のみ)、こだわり(水にずっと触っていること)、パニック(予期しない事には過敏に反応)、衝動性(手が出るんだ、すぐに、かみついたりね。)、そういう行動で「あなた、いったいどんなしつけしているの!」なんて言われたものだった。
そういう親の気持ち、また映画に出てくる弟の気持ち、エピソードの中でいつも兄の行動に母親は付きっきりで兄の後始末を頼まれるところがある。さびしそうなあの顔が我が家の次男の顔とダブった。長男の障害が分かり、多動が顕著にではじめたころ次男はチックになっていたんだ。割と障害者本人のことばかりとらわれがちだが兄第の対するケアは大切である。
旅館のシーンで、ある宿泊客が言う一言。あれは胸をえぐられる。「何でここにいるの?何で飯っ食ってるの?病院にいれときゃいいんだよ。そのほうが幸せだろう。」
自閉症がだんだんわかりはじめた明日美はそれを聞いてがくぜんとする。
旅先であった偶然にも純一の幼いころを知る幼稚園の園長先生夫婦。園長先生役の秋野大作さんがいい味を出している。明日美に自閉症を分かりやすく説明しているのだがみているこちらに語りかけてくる感じがする。自閉症を知らない人もわかりやすくできている。
もう涙が出て仕方なかった。ホールにいるお客は私を含めて12人くらい。みんなご家族に自閉症の方がいらっしゃるのかあちこちで目がしらをおさえたり、鼻をすする音がしていたよ。
あ、悲しい場面ばかりじゃないよ。自閉症特有の症状が結構ユーモラスに描かれていて「そうそう」とクスッとわらわせたりね。
だから見終ったあとすがすがしさが残るようだったよ。久しぶりにいい映画見た~!って感じ。パニック障害の発作も起きなかったし、それだけ映画にひきこまれたんだろうな。
この映画自閉症のこを持つ親たちがカンパをし、賛同者は1,000人を超えてやっとできた待望の映画なのだ。
親はもちろんだが、一番見てほしいのは自閉症をしらない人たち。
自閉症は先天的、あるいは生後早期に生じた脳の機能障害が基盤にある。社会性、コミュニケーション能力、想像力の発達の隔たりが特徴としてあげられる。詳しく言うと、集団行動の苦手、会話のやり取りができない、非常に極端なこだわりと興味の対象、感覚の過敏などなど。。。
また「自閉症」というこの字から、よく自閉症を引きこもりのか何かと勘違いしている人は多い。
よく「自閉症になりそう」とか「自閉症だった」とかいう人がいるがそう言っている人にこそ見てもらいたい映画だ。
本当にお勧めだよ。
原作もいいよ。
追伸:エンドロール(スタッフロール)の支援してくれた方々の中に自分の名前を見つけてびっくりしてしまった。少しの捧げものだったのに。。。。恐縮。。。
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「ぼくはうみがみたくなりました」
やっとみてきました~!!
8月22日からロードショーだった。できれば初回に見に行きたかった。
原作者のレインボー親父さん、俳優さん達の舞台挨拶があったからね。園長役の秋野大作さん、大好きなんだ。
8月22日は法事があって益子に行っていたんだよ。それから行く機会を見つけてたんだけど忙しくて…。だけど今日はフルートのレッスンの時間が繰り上がったので「見に行ける!」と見に行ったのだった。
場所は恵比寿ガーデンプレイスの中にある東京都写真美術館の中のホール。
つつじヶ丘の先生宅から恵比寿なんてすぐなんだよね。1時間半も早く着いてしまったんで写真展をみたり、お茶を飲んだり、楽器磨いたりして時間をつぶした。
実は今日の映画も私にとってはチャレンジだったんだ。
最初のパニック障害の大発作があったのが映画館。もう大丈夫と思っていてもいつになっても映画館は少し恐怖である。それに薬の量10mg減らしてから初めての映画館だから。
でも映画始って自閉症の青年役の俳優さんのまっすぐな瞳に引き込まれた。彼らはそんな純粋な目で真っすぐに物事をみる。なんだかそれだけで涙が出てきた。
「ぼくうみ」は日本で初めて自閉症について描かれた映画である。
ドラマは「僕の生きる道」とか「光とともに」「抱きしめたい」(加瀬亮の自閉症青年の役は圧巻だった)なんかがあるけどね。映画ってなかったんだって。
自閉症のお子さんをもつレインボー親父さんこと脚本家の山下久仁明さんが一人でも多くの人に自閉症を知ってもらいたいという思いから作られた。
登場人物は看護学生の明日美、自閉症青年の浅野純一、純一の母、純一の弟、弟のガールフレンド、純一の幼稚園時代の園長先生夫婦。
あらすじは前記事をみてね。
さて、映画は本当に素晴らしかったよ。こんな言葉じゃ伝わらないくらい。自閉症青年の役の俳優さん、本当によく役作りをされていた。看護学生・明日美役の女優さんも見ていて、自閉症を知るにつれて動いていく気持ちみたいなのがよくつたわった。
私はこの映画を見ていて小さい頃の長男を思い出していた。長男はアスペルガー症候群だが、大きくとらえれば自閉症だ。(自閉症スペクトルにはいる。)
うちの長男の場合、多動(公園はフルコースやらないと気が済まない。私は常に追いかけていた。)、偏食(納豆ご飯のみ)、こだわり(水にずっと触っていること)、パニック(予期しない事には過敏に反応)、衝動性(手が出るんだ、すぐに、かみついたりね。)、そういう行動で「あなた、いったいどんなしつけしているの!」なんて言われたものだった。
そういう親の気持ち、また映画に出てくる弟の気持ち、エピソードの中でいつも兄の行動に母親は付きっきりで兄の後始末を頼まれるところがある。さびしそうなあの顔が我が家の次男の顔とダブった。長男の障害が分かり、多動が顕著にではじめたころ次男はチックになっていたんだ。割と障害者本人のことばかりとらわれがちだが兄第の対するケアは大切である。
旅館のシーンで、ある宿泊客が言う一言。あれは胸をえぐられる。「何でここにいるの?何で飯っ食ってるの?病院にいれときゃいいんだよ。そのほうが幸せだろう。」
自閉症がだんだんわかりはじめた明日美はそれを聞いてがくぜんとする。
旅先であった偶然にも純一の幼いころを知る幼稚園の園長先生夫婦。園長先生役の秋野大作さんがいい味を出している。明日美に自閉症を分かりやすく説明しているのだがみているこちらに語りかけてくる感じがする。自閉症を知らない人もわかりやすくできている。
もう涙が出て仕方なかった。ホールにいるお客は私を含めて12人くらい。みんなご家族に自閉症の方がいらっしゃるのかあちこちで目がしらをおさえたり、鼻をすする音がしていたよ。
あ、悲しい場面ばかりじゃないよ。自閉症特有の症状が結構ユーモラスに描かれていて「そうそう」とクスッとわらわせたりね。
だから見終ったあとすがすがしさが残るようだったよ。久しぶりにいい映画見た~!って感じ。パニック障害の発作も起きなかったし、それだけ映画にひきこまれたんだろうな。
この映画自閉症のこを持つ親たちがカンパをし、賛同者は1,000人を超えてやっとできた待望の映画なのだ。
親はもちろんだが、一番見てほしいのは自閉症をしらない人たち。
自閉症は先天的、あるいは生後早期に生じた脳の機能障害が基盤にある。社会性、コミュニケーション能力、想像力の発達の隔たりが特徴としてあげられる。詳しく言うと、集団行動の苦手、会話のやり取りができない、非常に極端なこだわりと興味の対象、感覚の過敏などなど。。。
また「自閉症」というこの字から、よく自閉症を引きこもりのか何かと勘違いしている人は多い。
よく「自閉症になりそう」とか「自閉症だった」とかいう人がいるがそう言っている人にこそ見てもらいたい映画だ。
本当にお勧めだよ。
原作もいいよ。
追伸:エンドロール(スタッフロール)の支援してくれた方々の中に自分の名前を見つけてびっくりしてしまった。少しの捧げものだったのに。。。。恐縮。。。