風は東楡の木通りから

クリスチャンフルート吹きパスピエの愛する音楽、猫たち、薔薇の毎日

映画「ワールドトレードセンター」

2009-09-11 23:40:06 | 映画・演劇
主人は見たがらなかった。


その日に彼はマンハッタンで働いており、職場からワールドトレードセンターから昇るたちのぼる煙をみていたのだった。混沌とした中いろいろなデマが流れて避難したという主人。だから気持ちが落ち込むからみたくないんだそうだ。当事者ではない私にはわからないだろうという。

私はその時、テレビでことの成行きを見守るしかなかったけど、無理だとわかっていても電話で安否をたしかめることしかできなかったけど・・・この日は特別な日なのだ。

先生に抱きかかえられて泣いていた子ども。顔見知りのボランティアの方のご主人は、飛行機の乗客とともにテロリストに立ち向かって墜落して亡くなった。


当時小学3年生だった次男もこの日のことを忘れたことはない。毎年9月11日になると「明日はセプテンバーイレブンだね。」という。今日は自分から祈りたいと言って祈っていた。

主人が眠ってからこっそり見ていたのだがやっぱり涙がでたよ。
9.11から3カ月後、私たちは家族でグラウンドゼロに祈りをささげに行った。無数の行方不明人を探すメモとキャンドル。ワールドトレードセンターの周りにはまだ粉じんがあった。当時者でなくとも何でこんなことができるのかと悲しくなった。



最後の言葉がよかったな。
「この事件は人間がどれほどのことができるのかを教えてくれた。・・・・・しかし、人間には善意があることも教えてくれた。助け合うことも・・・。」(ってかなりうるおぼえ)

本当にその善意、助け合いの精神って本当にすごいと思わされた。
どんな小さいことでも自分たちにできることで貢献しようとファイアファイターのためにランチを作った。橋に爆弾がかけられているとデマが流れて帰れなくなった人を見ず知らずの方が家に泊めてくれたとか。そしてこんなことが起こった後だからイベントを自粛しようというのではなく常に前向きなことにもびっくりさせられた。

憎しみが憎しみを生みませんように。相手を尊重し、理解する心を与えてください。9.11で傷つかれたすべての人に慰めと導きをあたえてください。


その時の様子は前記事

2つ目の記事と(9.11その日、それから)に詳しく書いています。よかったらみてください。

毎日ゴングの鐘は鳴る

2009-09-11 22:50:51 | 長男のこと
昨日、山梨の実習から1週間ぶりに戻った長男。

さぁ、おいしいご飯を作ってあげようなんて思っていたんだけどさ・・・。

この頃やたら対立するわけです。。

事の起こりは私の電話。ちょうど教会に来ている老婦人とお電話していました。そんな時長男はお気に入りのアクセサリーがなくなったと大騒ぎ。私にいかにも一緒に探してほしいという感じで。そんな時「まだ、電話してるの!」と大きな声で咎めるように言う。

受話器を置いてから「失礼じゃないの!」と怒鳴る。

こんなことで喧嘩になる。


今朝も今朝で「なんでこんなに早く起こすんだよ。」と文句。本人は何気ない文句だったのだろうが、私はもちろん「キ~~~!!!!」である。

それもこの頃チンピラみたいな口ぶり何でもっとヒートアップする。私が怒って彼に近づくと殴るそぶりをするんだよ。ホントもう、むかつく!!!

そういうとこみてしまうともっと頭にきて、
「殴るんだったら殴ってみろ!ほら、やってみな!!」
すると長男、逆に防御のポーズ。(鬼母にみえるのか?)

ああ、毎日がバトル。


夕方、長男から電話。私はフルートの練習中で次男が電話をとった。

「OO(長男の名前、呼び捨て)、友達の家に泊まるって。」
「え~!!!」

長男も19歳、そんなことがあってもおかしくはないが。。。

今までどれほどこの子に良い友達を与えてくださいと祈っただろう。小さい頃はとにかくひとり遊びが多かったから。他人とかかわることがとても苦手だった。たとえ好意を持ってくれる子がいてもその子を意識していないことのほうが多かったな。

うれしいけど…こんなとこでも「そのご家庭に迷惑かかってなきゃいいけど」とか考えてしまうんだよね。

いるなら毎日がバトルいないならいないで気になるし。。。あ~あ母親って・・・・・。