おとのくに♪♪

生徒さんのピアノレッスンで感じたこと、考えたこと、コンサートの感想などポツポツ綴っています。

フォルマシオンミュジカルってなに?⑤

2018年09月08日 | フォルマシオン・ミュジカル
さて、皆さんは「ドレミ」の起源をご存知ですか?

「ドレミファソラシ」という音の名前、いつの間にかそのような呼び名になったのではなく、ちゃんと起源があるのです。


それは約1000年前に遡ります。


グレゴリオ聖歌「聖ヨハネ讃歌」の歌詞がその起源です。


各フレーズの最初の音が「ドレミファソラ」となっていて、
各フレーズの歌詞が「Ut Re Mi Fa Sol La S」の言葉から始まっています。


ん?歌詞には「ド」がない・・

何でも、発音しにくいので「主」を表わすDominusのDoに変更されたのだそうです。

「シ」は最後のフレーズにあるSancte IoannesのSとIを合わせたものです。
これ、聖ヨハネですかね・・
「シ」って神聖な音なのですね・・


この歌がF.M.のテキストに載っていて、初めの3フレーズを音名で暗記しましょうとあります。

暗記する前にCDでどんな音楽か聴くことができます。

跳躍進行(隣の音に進行していないこと)を丸で囲みましょうとか、
順次進行しかないのはどのフレーズ?とか、
初めの3フレーズをヘ音記号で書きましょうといった問題が出されています。

ひたすら丸暗記ではなく、このように考えるという事をするのもF.M.です。


初めの3フレーズはこのようなメロディです。拍子はありません。

ドレファレミレ レレドレミミ ミファソミレミドレ


覚えてみましょう!


では、また。(=^・^=)
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フォルマシオンミュジカルってなに?④

2018年09月08日 | フォルマシオン・ミュジカル
フォルマシオン・ミュジカルに少し興味が湧いてこられましたか?

「まだ、ぜんぜんです。」 
というあなたのために、今回は親しみの湧くものをご紹介致します。
こちらをご覧下さい。



これはフランスで作られたテキストです。
(「La dictée en musique vol.1(Editions Lemoine)」)

なのに、

読める文字があるではありませんか!!

「うさぎ」

このテキストの第1曲目は日本の歌「うさぎ」なのです。
海外で知られているとは思いませんでした。

課題の内容は、どんなリズムで演奏されているかを答えるものです。
どんな音かは書かれています。
いきなり音とリズムの両方を聴き取るところから始めなくてよいのです。

ただし、歌声の聴き取りで伴奏も聞こえます。
一般的なソルフェージュと違い、聴き取ってほしいものだけ聞こえてくるのではありません。
合唱、弦楽器、管楽器、打楽器などピアノ以外の楽器の聴き取りが当たり前です。

これがF.M.です。
音楽本来の姿で音楽の基礎力を付けて行くのです。
レッスンでは何の楽器で伴奏されているかも答えてもらっています。
曲によっては作曲家やその時代についてもお話しています。

1つの課題でいくつかのことを知ることができるのがF.M.の特徴でもあります。
私も勉強しないと・・です。

さてこの課題、どんなリズムか歌を思い出しながら書き取ってみて下さい。
「十五夜お月様、見てはーああねーる~」の曲です。

では、また。(=^・^=)
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