生徒のレッスンをロシアンメソッドにかえて変わったと思うことがいくつもあります。
一部の生徒をロシアンメソッドでレッスンし始めたのが2017年9月でした。
初めてピアノを習う3人の生徒さんを対象にさせていただきました。
その時すでに今では必ず使っているイリーナ・ゴリン氏の「ものがたり 不思議な音の国」は自分で持ってはおりましたが、使いこなす自信がなく生徒さんには使えずにおりました。
ですのでその3人の生徒さんには「はじめの一歩」を使いました。
そのテキストは良かったのですが併用するテキストがどうしても必要になります。
それをこれまで使ってきたテキスト「あたらしいピアノのおけいこ 子供のための音楽教室編(音友)」か「ピアノスタディ レパートリー1(ヤマハ)」のどちらかで併用しました。
バスティン、トンプソン、グローバー、アルフレッド、ピアノランドも使ってきましたが、最終的に落ち着いたのが自分が初めてピアノを習った時に使った「あたらしいピアノのおけいこ」と比較的新しいテキスト「ピアノスタディ」でした。
しかしロシアンメソッドを想定して作られたものではありませんので、早くからレガートや1と5の指を使わなければなりません。
やはりこの組み合わせでロシアンメソッドでレッスンすることは困難です。
それで2018年2月からゴリン氏の「不思議な音の国」に完全に移行しました。
現在「不思議~」でレッスンをしている生徒さんは上、下巻合わせて17人います。
来月2人新しく始める生徒さんがおり、下巻から始めようと思いメソッドに慣れてもらっている生徒さんが3人おります。
ただ、この他に2人の生徒さんがしびれを切らし辞めて行かれました。2人とも経験者です。
早い段階でピアノを辞めて行かれる生徒さんが現れたのは寂しいことです。
これまで私の所には1年未満でレッスンを辞めてしまう生徒さんが幸いなことに滅多におりませんでした。
できていなくとも、分かっていなくとも進んでいくうちに何とかなるだろうでは進めないロシアンメソッドはこの点では覚悟が要ります。
腕をリラックスさせて第1関節で重みを支え、ゆっくりと深い打鍵をする。
この事を毎回、ピアノを弾く間中(たった1音でも)意識してもらいますので、どうでもいいから知っている曲の音が弾ければ満足の生徒さんや保護者の方には通じないと言えるかもしれません。
しかし中には、初めは怪訝そうでしたが「変えて良かった」と3カ月くらい経っておっしゃっていただけたご家庭、
他の楽器店から移動していらして「同じヤマハでも違うんですねぇ」と度々おっしゃっていた保護者の方が、6カ月経って「こちらに移ってきて良かった。本人も前とは違い楽しそうに弾いている」とおっしゃっていただけ、夏に参加したコンサートで会場の音響のおじさまに「滑らかに弾けていてよかった」とおっしゃていただけたそうです。その生徒さんは一音一音しっかりと弾くレッスンを受けていらしたので滑らかさとは正反対のところにおりました。
それでゴリン先生の「不思議な音の国 下巻」を使ったのです。
私にとっても「不思議~」を使った最初の生徒さんです。
その生徒さんの保護者の方がレッスンを録画して下さり協力的でしたので私も生徒さんのレッスンをロシアンメソッドに完全に切り替えられたのだと思います。
なんでも裏と表があります。
自分が本物だと思うことをやり続け、やり通す。
その意志の強さが、まだ多くの方に認知されていないことを始める時には必要になります。
まさかピアノのレッスンでこのような経験をするとは想像しておりませんでしたが・・
今回書きたかったことはそのことではなく・・・
レッスンで毎回自分が口にする言葉が、
「深く、肩からの腕の重みをピアノに埋め込むように」(スライムこの時、必ず登場)
大人の方には
「深い音は、腕をリラックスさせてゆっくり鍵盤に沈めると出ます」
4歳の生徒に深い音を求めるなんて・・
初心者の大人の方に深い音の出し方を教えるなんて・・
自分がこんなことをレッスンで口にするようになるとは夢にも思いませんでした。
一部の生徒をロシアンメソッドでレッスンし始めたのが2017年9月でした。
初めてピアノを習う3人の生徒さんを対象にさせていただきました。
その時すでに今では必ず使っているイリーナ・ゴリン氏の「ものがたり 不思議な音の国」は自分で持ってはおりましたが、使いこなす自信がなく生徒さんには使えずにおりました。
ですのでその3人の生徒さんには「はじめの一歩」を使いました。
そのテキストは良かったのですが併用するテキストがどうしても必要になります。
それをこれまで使ってきたテキスト「あたらしいピアノのおけいこ 子供のための音楽教室編(音友)」か「ピアノスタディ レパートリー1(ヤマハ)」のどちらかで併用しました。
バスティン、トンプソン、グローバー、アルフレッド、ピアノランドも使ってきましたが、最終的に落ち着いたのが自分が初めてピアノを習った時に使った「あたらしいピアノのおけいこ」と比較的新しいテキスト「ピアノスタディ」でした。
しかしロシアンメソッドを想定して作られたものではありませんので、早くからレガートや1と5の指を使わなければなりません。
やはりこの組み合わせでロシアンメソッドでレッスンすることは困難です。
それで2018年2月からゴリン氏の「不思議な音の国」に完全に移行しました。
現在「不思議~」でレッスンをしている生徒さんは上、下巻合わせて17人います。
来月2人新しく始める生徒さんがおり、下巻から始めようと思いメソッドに慣れてもらっている生徒さんが3人おります。
ただ、この他に2人の生徒さんがしびれを切らし辞めて行かれました。2人とも経験者です。
早い段階でピアノを辞めて行かれる生徒さんが現れたのは寂しいことです。
これまで私の所には1年未満でレッスンを辞めてしまう生徒さんが幸いなことに滅多におりませんでした。
できていなくとも、分かっていなくとも進んでいくうちに何とかなるだろうでは進めないロシアンメソッドはこの点では覚悟が要ります。
腕をリラックスさせて第1関節で重みを支え、ゆっくりと深い打鍵をする。
この事を毎回、ピアノを弾く間中(たった1音でも)意識してもらいますので、どうでもいいから知っている曲の音が弾ければ満足の生徒さんや保護者の方には通じないと言えるかもしれません。
しかし中には、初めは怪訝そうでしたが「変えて良かった」と3カ月くらい経っておっしゃっていただけたご家庭、
他の楽器店から移動していらして「同じヤマハでも違うんですねぇ」と度々おっしゃっていた保護者の方が、6カ月経って「こちらに移ってきて良かった。本人も前とは違い楽しそうに弾いている」とおっしゃっていただけ、夏に参加したコンサートで会場の音響のおじさまに「滑らかに弾けていてよかった」とおっしゃていただけたそうです。その生徒さんは一音一音しっかりと弾くレッスンを受けていらしたので滑らかさとは正反対のところにおりました。
それでゴリン先生の「不思議な音の国 下巻」を使ったのです。
私にとっても「不思議~」を使った最初の生徒さんです。
その生徒さんの保護者の方がレッスンを録画して下さり協力的でしたので私も生徒さんのレッスンをロシアンメソッドに完全に切り替えられたのだと思います。
なんでも裏と表があります。
自分が本物だと思うことをやり続け、やり通す。
その意志の強さが、まだ多くの方に認知されていないことを始める時には必要になります。
まさかピアノのレッスンでこのような経験をするとは想像しておりませんでしたが・・
今回書きたかったことはそのことではなく・・・
レッスンで毎回自分が口にする言葉が、
「深く、肩からの腕の重みをピアノに埋め込むように」(スライムこの時、必ず登場)
大人の方には
「深い音は、腕をリラックスさせてゆっくり鍵盤に沈めると出ます」
4歳の生徒に深い音を求めるなんて・・
初心者の大人の方に深い音の出し方を教えるなんて・・
自分がこんなことをレッスンで口にするようになるとは夢にも思いませんでした。