驚きました・・
課題曲が、前日聴いたものと違う曲に聞こえました。
前日のピアニストの演奏では、無数の鳥が違う方向に飛びかっている感じ。妖精はどこにいるのかな?という印象の曲でした。
ところが、阪田さんの演奏は、まずこの曲がピアノコンチェルトというよりピアノがオーケストラの中のひとつの楽器という印象。
ピアノがこの中でどんな音を求められているのか、どんな役割を随所で求められているのかを捉えているようでした。
全員で一つの方向性を向いている演奏で、打楽器、管楽器が阪田さんのピアノで活きる。ひとつの生命体を感じました。
スコアを完全に読み解き、全て頭に入っている。
驚くべき完成度。演奏開始直後から、惹きつけられて離れられなくなりました。
もう1曲はブラームスのコンチェルト第2番。
彼は成熟したピアニストで、凛とした風格がありながらロマンティシズムもあり、日本人でこんなピアニストがいたのかと、ちょっと驚きました。
阪田さん、常に落ち着いていらして、袖で待機していらっしゃる姿も安心感があります。
彼には絶対に世界で活躍してほしい。
今日はオーケストラも素晴らしかったです。お互いに相手に敬意をもって演奏されていた感じがしました。
阪田さんがオーケストラの音を拾って演奏してくれるから、オーケストラの方々も全力でそれに応えている。度量が広くて器の大きな方なのだろうと思います。
一気にファンになってしまいました。ずっと聴いていたくなる音。
Brahms Concerto n. 2 in B flat major op. 83 | Tomoki Sakata - Queen Elisabeth Competition 2021
課題曲が、前日聴いたものと違う曲に聞こえました。
前日のピアニストの演奏では、無数の鳥が違う方向に飛びかっている感じ。妖精はどこにいるのかな?という印象の曲でした。
ところが、阪田さんの演奏は、まずこの曲がピアノコンチェルトというよりピアノがオーケストラの中のひとつの楽器という印象。
ピアノがこの中でどんな音を求められているのか、どんな役割を随所で求められているのかを捉えているようでした。
全員で一つの方向性を向いている演奏で、打楽器、管楽器が阪田さんのピアノで活きる。ひとつの生命体を感じました。
スコアを完全に読み解き、全て頭に入っている。
驚くべき完成度。演奏開始直後から、惹きつけられて離れられなくなりました。
もう1曲はブラームスのコンチェルト第2番。
彼は成熟したピアニストで、凛とした風格がありながらロマンティシズムもあり、日本人でこんなピアニストがいたのかと、ちょっと驚きました。
阪田さん、常に落ち着いていらして、袖で待機していらっしゃる姿も安心感があります。
彼には絶対に世界で活躍してほしい。
今日はオーケストラも素晴らしかったです。お互いに相手に敬意をもって演奏されていた感じがしました。
阪田さんがオーケストラの音を拾って演奏してくれるから、オーケストラの方々も全力でそれに応えている。度量が広くて器の大きな方なのだろうと思います。
一気にファンになってしまいました。ずっと聴いていたくなる音。
Brahms Concerto n. 2 in B flat major op. 83 | Tomoki Sakata - Queen Elisabeth Competition 2021