3,4月に楽器店の発表会があります。
感染対策のため、出来るだけ同じ講師の生徒さんで
ひとつの部を作ったり、
同じ講師の生徒さんを続けて演奏するように
プログラムを組ませてもらっています。
4月の発表会が私の生徒さんだけで
ひとつの部を構成させて頂けるので、
普段やりづらく遠慮していたことを実施することにしました。
小学3年生以下の生徒さんは、
全員、不思議な音の国上巻からレッスンを始めています。
ということは、作曲した作品があるということです。
それを、今回の発表会でお披露目してもらうことにしました。
作ったのは2~3年前の作品が多いのですが、
声を掛けた生徒さんは1人を除き、弾いてくれることになりました。
曲名は本人に付けてもらっていますが、
1人だけ、自分で付けていない生徒がおりました。
当時小学1年生。
分からないと言うので、仕方なく私が付けました。
寂し気な曲だったので、犬が留守番しているイメージで、
「おるすばん」
今回、発表会で弾くことになり、本人にこの題で良いかきいたところ、
変えると言って、本人が付けた題が、
「さみしがり屋のオレ」
もう、絶対こちらの方が数百倍イイです
作曲者の所に、本人の名前が入るので
「〇〇君が、さみしがり屋かと思われるかもしれないけど、
大丈夫?」
と、ききましたら、
「曲として作ったからいい。これはこういう曲だから」と。
自分の考えを持っているところが、
素晴らしい!
「不思議な音の国」を使って、これまでと違うと思うことのひとつに、
どんな音楽か考えることを伝えやすくなった、ことがあります。
私は、生徒さんを飛躍的に上達させる力はありませんが、
こうして、音楽というのは人間の様々な想いが
込められたものだと知ってもらえるだけで
かなり嬉しいです。