今年最初のコンサートは、N響定期。
指揮者が鈴木雅明さんに代わったので聴きに行きました。
雅明さんは、バッハ・コレギウム・ジャパンの設立者です。
当然のことながら、オルガニスト、チェンバリストでもあります。
BCJの方は、最近は息子の優人さんにお任せされることも多くなってきた分、他のオーケストラの指揮をされることが増えてきた気がします。
雅明さんのオルガン演奏が、濃厚で立体的で構築性があると感じていたので、ストラヴィンスキーをどう指揮されるのか興味があり、聴きに行きました。
曲目は、
プルチネッラとペトルーシュカ
プルチネッラは、ペルゴレージの作品をストラヴィンスキーが頼まれて編曲したもの。
元がバロック音楽なので、鈴木さんのお得意分野。
キリリと引き締まり、立体的で音楽が次々と飛び出る感じ。ストラヴィンスキーのスパイスも効いていて楽しめました。
この曲は初めて聴きましたが、また聴きたい曲です。
バロック好きなので、踊れもしないのに踊りたくなりました。
N響って、やっぱり上手い。
ペトルーシュカはオーケストラでまともに聴いたのは
これが初めてだと思います。
情景が鮮やかに描き出されていました。
管楽器が核を成している曲なんだ、と思って聴いていました。
物語が見えてくるようで、バレエも観たいと思いながら聴きました。
弦楽器が主体ではないせいか、
管楽器はそれだけで個性があるので、まとまりを持たせるのが難しいとも思いました。
ピアノ版しか聴いていない身なので、
数十人のパワーに感覚的に付いていけてない所があったかもしれません。
テレビカメラが入っていたので、
その内、放送されると思います。
休憩なしで19時半開演。
カーテンコールが終わって時計を見たら、
20時50分。
80分位のコンサートでした。
休憩なしで、短めに行うのも良いものだ、と思いました。