今月生徒さんたちに聴いてもらう作曲家は、
ブラームス。
生まれ月で紹介していくつもりでしたが、
この先、選ぶのが難しくなりそうなので、
撤廃しました。
6月がシューマンでしたので、
次はブラームスが妥当だろうと、そうしました。
ここで紹介した曲に、
交響曲第1番があります。
今でも忘れられないのですが、
この曲の冒頭を、作曲家の芥川也寸志さんが
「地獄からの階段を一段一段上がってくるようだ」
と、仰っていたと思います。
学生の頃、当時放送されていたNHKの「音楽の広場」を
何度か観覧に行っておりました。
司会を黒柳徹子さんと芥川さんが務め、
お二人の連弾でいつも始まっておりました。
その番組の収録時に、芥川さんがそのようなお話をされました。
本当にそのようなお言葉だったか確かめたいと思い、
ネットで調べましたがありませんでした。
しかし、思いがけないことを知りました。
芥川さんが最期に聴きたいと仰った曲が、
このブラームスの交響曲第1番だとか。
改めて、ズシリときました。