イリーナ先生のレッスン動画。
クリスマスコンサート前のレッスンかと思われる34回目のレッスン。
緊張感が漂っています。
そして、これは歌です。どの音も歌って。なにを意味しているか分かりますか?と、叩いて弾いた音に注意を与えています。
鍵盤を叩くことに対して、イリーナ先生もピアセツキー先生も絶対に許さない姿勢を示されています。
小さい生徒さんや、趣味の大人の生徒さんが鍵盤を突くようにはっきりした音で弾くと、日本では「しっかり弾いている」と逆に褒めたりすることはないでしょうか?
この音は攻撃的でうるさいです。
なのに、狭いレッスン室で大きく聞こえた音が、ホールで聴くと調子が悪いのかと思うくらい全く聞こえなくなります。
狭いところではうるさい、広いところでは聞こえない。
これは必要な音ですか?
どんな音で弾くかは、楽器演奏ではマストです。
それを教えるピアノレッスンが当たり前になる日が来てほしいと思います。
最初からそのようなレッスンをすると、子どもはそういうものと受け入れますが、そうではないスタートを切ると、それは面倒臭いことになります。