カバレフスキーの「ちいさなハリネズミ」という曲。(「かわいいハリネズミ)となっている楽譜もあります)
不思議な音の国を終えた生徒さんに弾いてもらうことが多い曲です。
ドイツの赤いクマさんの楽譜を不思議修了後に使っているので、この曲集に入って間もない頃に弾いてもらっている曲のひとつです。
不思議の教本は腕を使うことを習い始めから行いますので、このような曲はさほど苦労することなく弾けます。
しかし、ピアノを指だけで弾いてくるとそうはいきません。
暴れん坊なハリネズミと化し、デコボコ道もなんのそのなワイルドなハリ坊になってしまいます。
そうならないように、安定した腕の動きが必要です。
さらに、回転も使うと音が生きます。
2匹のハリネズミが正面衝突して、何度も頭をゴツンとぶつける様子が表現できると思います。
回転はDrayerさんの「Little Gems for Piano」のこちらが美しい上にわかりやすいと思います。
ピアノにも弾き方がちゃんとあるのです。
音符と鍵盤の場所を一致させれば良いのではありません。