おとのくに♪♪

生徒さんのピアノレッスンで感じたこと、考えたこと、コンサートの感想などポツポツ綴っています。

不思議な音の国、修了ラッシュ到来!

2020年12月17日 | 不思議な音の国
「不思議な音の国」を最初に使い始めたのが、2018年2月。

半年前に教本は手元にありましたが、それまでになかったスタイルの教本で気軽に始められずにいました。

年が明けて、ハイフィンガーで1年間みっちりと習った生徒さんが移動してきて、これは「不思議な音の国」をやるべき生徒さんだ!と思い、下巻を使いました。

使ってみてすぐに、この教本はピアノの弾き方を教えることのできる本だとわかりました。

その年の春から「不思議な音の国」に変えられる生徒さんは全員変え、新しくピアノを習い始める生徒さんには迷うことなくこの教本を使い始めました。

その頃にこの教本を始めた生徒さんの多くは既に下巻が修了し、次の段階に進んでいます。

そして、その頃4才半だった生徒さんや、進みがゆっくりな生徒さん、去年からピアノを始めた生徒さんが「不思議な音の国・下巻」の修了を迎えています。

そろそろ終わる生徒さんは7人います。

この教本で徹底してやることは、発声法と発音法だと思います。
音楽の基礎的な知識も、もちろん身に付けます。

芯のある深い音でピアノを鳴らす発声法は、上巻全曲で行います。

下巻は発音法を覚えて身に付ける、ということかと思います。

ノンレガート、レガート、スタッカート、アクセント、テヌート。
これらは、語学なら発音記号にあたると思います。

今までの教本では、これらの記号の名前と意味は教えられても、身体の使い方まで徹底しては教えられませんでした。

「不思議な音の国」は、下巻でも多くの曲が8小節程度で、アーティキュレーションが細かく、一音たりとも気が抜けません。
そして、短いので集中力が小さな生徒さんでも持ちます。

外国語の「ア」「エ」「ウ」「イ」「オ」の口の形、舌の位置は日本語とは異なります。
発音記号を見た時に、その口の形と舌の位置になるように繰り返し意識して練習をする。(GACKTさんのお話を引用しています)

不思議な音の国上巻・下巻を通して、アーティキュレーションという発音記号を見た時に、その手首や腕の使い方が自動的にできるように癖付ける。

それを良い音で行えるように、肩からの腕の重さを使えるようにする。支えられる指先を作る。

これが習い始めの1年半~2年半にやるべきことなのだと、この教本に出会って知りました。

その期間の習得具合でこの先が大体見えてしまうのがツライところではあります・・
それに合わせて進路変更すべきか迷っていますが、初級の内は興味を失わなければ、正当な道を歩んでもらおうと思っています。

趣味だし、遊びだから、スカスカな音で鍵盤の場所を覚えてそこを押せばいいではなく、伝えるために、正しい発声と発音で演奏できるようになってほしいと思います。

相手に合わせることが大事と言っても、間違ったものに合わせることはできないと思うのです。






コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 力を抜くための力 | トップ | 不滅の旋律、観てきました »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

不思議な音の国」カテゴリの最新記事