おとのくに♪♪

生徒さんのピアノレッスンで感じたこと、考えたこと、コンサートの感想などポツポツ綴っています。

移調

2024年11月04日 | 不思議な音の国

久し振りにイリーナ先生のレッスン動画。


不思議の上巻にある「あめ、あめ、あがれ」

D音ーH音の2音の曲です。


これを移調してもらっています。

白鍵だけで半音が入っている所はそのまま弾けますが、
A音からの時に弾き始める前に歌ってもらっています。

するとA音ーF音と弾いた時にイリーナ先生に
「待って、音合ってる?」と言われるとすぐに気付き、
A音ーFis音に生徒さんが自分で直しています。

H音からもG音を弾いてしまった時に、
すぐに気付き直しています。



奏法の余裕があると、ここでこのようなことも可能です。

腕を使えず指弾きから抜け出せない生徒さんは、
音を読んで、両手を使って、リズムを読んでに
移調まで加わると頭が一杯になってしまいます。

何を今一番出来るようになってほしいかが
分からなくなることは、
意味があることでもしにくい現実があります。

だからこそ音を読み始めるまでには、完璧ではなくとも、
腕を使い、指先で腕を支えて弾くとことを覚えられるよう、
毎日少しの時間で構わないのでピアノを弾くべきなのです。


音を読み始めたら練習をするとか、
曲が長く難しくなってから練習をするでは遅いのです。

私は今でこそ、
音を読み始める前までにピアノを弾く手を作っておきたい、
と親御さんに伝えるようになりましたが、
このメソッドを使う前は、音をたくさん弾くようになったら
練習すればいい、と思っていました。

音をたくさん弾く前の練習法を知らなかったからです。


もし、ピアノを教え始めた時からこのように教えていたら
自分にどんな未来があっただろうと時々思います。


単なるナイモノネダリ··


🎹 Transposition at the First Piano Lessons.


そう言えば、今年の2月の発表会で「はじめての音楽との出合い」
にあるリストのハンガリー狂詩曲 No.2 を弾いた生徒さんが、
この前、急に他の音から弾いていました。

C-H-Cで始まるのですが、F-E-Fで弾き始めて全部弾いていました。

でも、本人はその音から弾いたと思っていただけで、
別の音から弾いてみようなんて全く思っていませんでした。

勘違い移調でした。
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 作曲家を知ろう!ピアソラ | トップ | レナ門下 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

不思議な音の国」カテゴリの最新記事