おとのくに♪♪

生徒さんのピアノレッスンで感じたこと、考えたこと、コンサートの感想などポツポツ綴っています。

なんでもなさそうで読めない

2021年03月23日 | フォルマシオン・ミュジカル
ここ2カ月ほど、できるだけ皆にしてもらっているフォルマシオン・ミュジカルの課題があります。



1⃣と4⃣です。順次進行の上行形、下行形を読むものです。
大して難しくはないだろうとあまり大事に扱っていなかった課題です。

このテキストのvol.4をしている大人の生徒さんが、なかなかスムーズにできない課題がありました。



テンポは速いのですが順次進行なので読めるだろうと思ったのですが、3週間くらい続けてもスムーズにできなかったので、最初にご紹介した画像の課題をしてもらいました。

そうしましたら、下行形のラソファミレ、ソファミレドがうまく言えないことが判明。
他の生徒さんの多くもこれがうまく言えません。下行とわかっていても口が勝手にラシと言ってしまいます。

この大人の生徒さんにはvol.1のこの課題を2か月間毎週しました。
だいぶスラスラ言えるようになったので、先週久し振りにvol.4の課題をしてもらいましたらできるようになっていました!

「前は音楽が終わっても、自分はまだこの辺を読んでいた」と曲の真ん中あたりを指さしました。「今は音楽と一緒に終われる」と。

進歩しました。おめでとう!

この生徒さん、ハ音記号がけっこう読めるのです。私よりスラスラ読めてしまいます・・
先週、ヘ音記号とテノール記号の混ざったサン・サーンスのカヴァティーネを音楽と一緒に読みました。

私はこの曲が好きで伴奏もしました。
なのに跳躍した音に付いて行けず、生徒さんの方がどんどん読めてしまうという・・・

それにしても順次進行の下行形がうまく読めないのに、跳躍した音は読めてしまうとは不思議な気がします。

生徒さんによって読譜の得手、不得手が発見でき、それを強化できる課題も満載のF.M.です。


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