アマゾンわんわん日記 2018

復活しました!
のんびりやっていきます。
また よろしくお願いします。

飲んだら乗るな 乗るなら飲むな

2012年09月11日 | 生活
この週明け、マナウスでは2件の大きな交通事故がありました。

一つは、日曜日から月曜日にかけての真夜中2時ごろ、セントロ近くの交差点で、乗用車が工業団地の従業員を運ぶマイクロバスに突っ込みました。
マイクロバスは乗用車に押し出される形で近くの店に突っ込みました。
乗用車はマイクロバスの下に完全に入り込み、中に乗っている人を救出するのに、かなりの時間を要しました。
この乗用車の床には、ビールの缶が転がっていたそうです。

もう一つは、これも月曜日の明け方。
空港前の道路からから市内セントロに向かう幹線道路との合流点近く、前述の乗用車と同じ方の車が、乗客を運ぶバイクタクシーに追突しました。
乗用車は、かなり前の地点からジグザグ運転などを繰り返し、かなりのスピードでゆるいカーブに差し掛かり、曲がりきれずに電柱に接触した後、斜め前を走っていたバイクに追突。
追突された衝撃で、バイクはガソリンタンクに引火、爆発しました。
バイクを運転していた26歳の青年は即死。
仕事に行く途中だったという乗客は救急病院に搬送されたものの、昨日の段階では重態という状況でした。

2件目のケースは乗用車の運転手が逃げてしまい、今日までの段階でまだ見つかっていません。
これだけの大事故を起こしておいて、逃げてしまうというのは日本だったら信じられないかもしれませんが、ブラジルではよくあります。
事故の後、近くにいる人にリンチにあう恐れがあるからです。
昔、リオに住んでいるときは、私も「事故を起こしたら、なによりすぐに警察に逃げ込む」と教えられました。
いざ、その現場になると、そんなことできませんけどね。

というわけで、2件目のケースはわからないのですが、1件目のケースでは、明らかに飲酒運転が疑われます。
最近、ブラジルでも飲酒運転の取締りが厳しくなってきたといわれますが、実際には検問で検挙された場合でも、運転者にはアルコール検出検査の拒否権があります。
この間テレビで報道されていたのは、歩くのもままならない、言っていることもろれつが回らず、意味もわからない。
こんな場合でも拒否権はあるらしいです。
事件事故に発展すると、警察病院で血液検査をされるらしいですが。
でも、事件事故が起きてからでは遅いですよね。

最近は飲酒運転の被害者が中心となって、飲酒運転撲滅運動が起こっています。
日本の「アルコール0%」が目標だとか。
現在のブラジルでは、缶ビール一本分程度の飲酒は容認の範囲内になっています。

我が家の近くにもパーティー会場があって、時々朝方まで大音響で音楽をかけています。
で、朝方、車で帰ると。
こういうのが容認されているのがおかしい。
州の交通局が主催する「代行サービス」もあるようですが、ほとんど機能していないみたいです。

マナウスは、車がないと身動きのできない街なので、どうしても飲酒運転の率が落ちません。
身近な人が、もしくは自分が、被害者にならないとことの重大さ側からにというのは不幸なことです。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする