アマゾンわんわん日記 2018

復活しました!
のんびりやっていきます。
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四つ辻

2013年09月18日 | 生活
朝5時、夫とわんこ散歩に出かけました。
がんばりやチコちゃんを夫が引っ張り、いや、夫が引っ張られ、のんびりやペケ姉さんとかりんちゃんは私が引っ張り。

と、家から100mほどのところの交差点のところまできたら、

ざわ ざわ ざわ

なんだか騒がしい音が聞こえてきます。
バナナの葉っぱが風にあおられる音?

交差点の一角を占める森に目をやりますが、木々の葉っぱは動いていない様子。

ざわ ざわ ざわ

じゃあ、この音は?

夫に「ねえ、風吹いている?風吹いている?」と何度もたずねますが、「えっ、少しは風あるけど、そんなに吹いてはないでしょ?」との答え。

聞こえている音が腑に落ちず、周りを見回しますが、聞こえてくるのは相変わらず音ばかりで、私の体にも強い風は感じられません。
そのうちに、わんこたちに引っ張られて次の角を曲がると...

ざ ざ ざ ざ ~

今度こそ、風が吹いてきました。
そばのお屋敷の中のバナナの葉っぱも、バタバタと揺れています。
寒気が流れ込んできたようで、気温も一気に下がりました。

そのうちに、ピカッ、光ったかと思うと、ドカ~ン!雷。

ピカッ、ドカ~ン

だから、かなり近いのよね。
ペケ姉さん、もう家路をまっしぐら。
夫と一緒のチコちゃんだけ、さっきの交差点で立ち止まり、じっとどこかを見ている。

何が見えるんだろう?

日本では昔から、「四つ辻」には「神様がいる」と言いますよね。
田んぼの四つ辻のあぜ道には、お地蔵様が立っている光景も良く見られます。
ブラジルでも、「四つ辻」には精霊(Espirito)が集まるといわれます。
願い事を祈るための、また、誰かをのろうための「マクンバ」(黒魔術)の供え物が置かれていることもあります。

あの木々のざわめきは、精霊たちが何かを語っていたのかしら?
チコちゃんがじっと見つめていたものは、私達の目には決して見えないものだったのかも?

雷は、2回だけ鳴って、ぴたっとやみました。

お日様が昇ると共に、いつもと同じ朝がやってきました。
今日は2回ほど散歩で同じ場所を通りましたが、その後あの音を聞くことはありませんでした。
あの音は、風が少し離れた場所の木々を揺らす音だったのかも。
風が私達のところに着く前、近くの森をわたってくる間の音。

ただ、昼間の散歩でも、チコちゃんがあの場所に来ると、急に歩くのが遅くなる。
止まってしまうというのではなくて、いつも先頭を切って歩くチコちゃんが、なぜか一番後ろ、私の後ろに隠れて歩くようなそぶりを見せるのです。
やっぱりチコちゃんには何かが感じられるのか?
教えてくれたらいいのになあ。
コメント (3)
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