アマゾンわんわん日記 2018

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次は 元気で!

2014年06月08日 | わんこにゃんこ
えさをあげていた野良わんこが一匹死んでいました。
子犬ではないけれど、まだ小さな子で、いつも3匹の黒犬と一緒にいました。
黒いわんこの一匹は、とても優しい「おじさん犬」で、小さいこの子を守ってくれていました。
でも、後の2匹は、どちらかというと気の強い子。
えさをあげても、おじさん犬とこの小さい子には渡さずに、2匹で競り食いしてしまうタイプの犬です。
なので、この4匹が一緒にいるときには、この2匹をまず遠くにやってからちび犬とおじさん犬に上げるとか、いろいろと工夫をしながらやっていました。

でも、気の強い2匹犬も賢くて、最近では、ご飯を食べた後の子犬にかかって行っては口の中のご飯を出させるような乱暴をするようになって来ました。
ちび犬はこれを怖がって、4匹でいるときは、私の手からご飯を食べることもできなくなってきました。
そのおびえ方があまりに激しいので、これはこの子を気の強い2匹から話さないと命にかかわるかも…と思い、引き取ってくれる人を探し始めた矢先の出来事でした。

いつものように、午後、えさを持っていくと、歩道の上にちび犬が寝ていました。
午後はおじさん犬と気の強い犬のうちの一匹は別の場所にいることが多く、このちび犬と、もう一匹でいます。
なので、比較的えさをあげることが容易にできます。
それが、この日は一匹で寝ている。
これならゆっくりえさを食べさせることができるかな?と想って近くまで行くと…
頭から血を流して死んでいました。
車にぶつけられたのでしょう。

この子が死んでしまったことはもちろん悲しいけれど、これでやっとあのご飯も食べられないような怖い思いをしなくてすむ、ひもじい思いをしなくてすむんだなと想うと、心のどこかでほっとする気もしました。
それほど、この子がおびえる表情を見るのがつらかったのです。
すぐに何とかしてあげたかったけれど、保護団体にも属さない私が、野良犬を保護するのは簡単なことでは有りません。
保護したい犬を捕獲できるまでの信頼関係を作って、なおかつ、その子を迎えられるような環境を整えて…
我が家のチコちゃんを保護するまでには、4ヶ月ぐらいえさを上げに通いました。
でっかいちゃんは5ヶ月ぐらい?
我が家はもう犬を引き取る余裕がないので、引き取ってくれる人を探しつつ、同時に捕獲できるような関係を作っていく。
それをはじめようとしていたときでした。

この子が死んでしまって、悲しいといえば、悲しいですが、それよりも、何だか心の中にぽっかり穴の開いてしまったような虚脱感のほうが先にたっています。
1月にも、世話をしていた子犬を交通事故でなくしましたが、その子も、どちらかというと、体の小さな弱い子でした。
死んでしまった野良犬、野良猫。
世話をしていた子達が死んでしまうことは悲しいことですが、私の心の中では「ここからが、別な命への始まり」と想っています。
これから生まれ変わって、また新しい命となる。
言葉にしてしまうと何だか宗教じみていていやなのですが、きっとどこかで生まれ変わって今度こそ幸せになれるはず。
猫は九生って言いますものね。
犬だって、負けて入られない!
どこかで生まれ変わって、今度は何事にもびくびくしない、元気な子に育っていって欲しいです。

ただ、一つだけ心残りなのは、この子に一度もおなかいっぱい食べさせてあげられなかったこと。
一度でいいから「おなかいっぱい」って言う顔を見たかったなあ…
もっとかわいがってあげたかったなあ…
コメント (4)
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