動物動画

NHKの朝のニュース「おはよう日本」の「世界が注目　ネット動画」というコーナーをご存知でしょうか？
昨日の特集は「くいしんぼう　わんちゃん」。

一作目は自分のご飯を作っている良いにおいに惹かれて、二本足で立って台所をぴょんぴょん歩き回るわんちゃん。
狭い台所を歩き回る姿、なべを落としそうで危なっかしかったけれど、まあ、この辺はまだいいのよ。

二作目。
わさび風味のおせんべいを与えられて、食べたくておせんべいを咥えては離し、手を出して叩いてみるわんこ。
動画の撮影者は「子どもでも食べられる程度の辛さのものですから...」と言っていましたが、犬の味覚は人間よりも何倍も鋭いもの。
香辛料などの刺激物は健康に悪影響があるのでは？
その様子を面白がって動画に撮る飼い主の神経って一体...？？
最後には「せんべいを洗って与えた」って行っていたけど、こういうものを与えること自体がおかしいのでは？

三作目。
テーブルの上にあるキャンディーを欲しがるわんこ。
手で一生懸命に引き寄せようとするけれど、結局横から出てきたおねえちゃん犬に食べられちゃう。
人間のキャンディーよ。
普通の。
「お姉ちゃんにとられてしょんぼりしていたので、後でこの子にもあげました。」って飼い主さん話していたけれど、犬にキャンディーあげていいの？
歯にくっついて虫歯の原因になるよ！！

二作目、三作目、信じられない！！

もっと信じられないのは、こういう種類の映像を放送のために選び出し、「かわいい！！」とアナウンサーに言わせるNHKの番組スタッフの姿勢。
たとえば、二作目の「わさび風味せんべい」の動画なんて、小さい子どもが見たら、真似しかねないよ。
三作目も。
しかも、もっと危険な食材で。
辛い風味のスナック菓子とかチョコレートとか。

こういう動画、犬の飼育者が自分の楽しみのために撮影する分には「好ましくない状況」とはいえ、仕方がない、他人がどうこう言えるもんじゃないですよね。
でも、テレビニュースのコーナーで放送されるとなると、話は別だと思う。
テレビのニュースの画像というのは、テレビがついている限り、どんな人でも目にするチャンスがあるわけだしね。

今回の動画についてNHKは、公共放送としての意識をもっと自覚し、放送するのに適切な動画かどうかを良く見分ける常識を持って欲しいと思いました。

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閑話休題。

今日のお昼のTV　GLOBOのニュースで見たブラジルのわんこ動画。

http://g1.globo.com/jornal-hoje/noticia/2015/05/cachorro-se-diverte-recolhendo-garrafas-pet-do-rio-tiete.html

サンパウロのチエテ川上空を飛んでいたヘリから撮影されたもの。
このわんこ、川沿いを歩いていたのですが、突然河に飛び込み、２０分間で２５本のペットボトルのゴミを河の中から拾い出したそうです。

あっぱれ、清掃犬！！
願わくは、汚染された河に飛び込んだせいで病気などになりませんように！！