アマゾンわんわん日記 2018

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嫁入り

2015年07月27日 | 生活
娘のピアノを一台、嫁に出しました。



嫁に出したのは、娘にとっては2台目のピアノ。
5歳の時に買った、イギリス製の「CHALLEN」というピアノです。

このピアノに出会ったのは、リオのRua Ouvidorの楽器屋さん。
この界隈は楽器屋さんが多いことでも知られています。
店の片隅に置いてありました。

極めてシンプルなスタイルに惹かれました。
お店の人によると、このころすでに100年近い年数がたっているピアノなのだとか。
古いピアノの例にもれず、鍵盤には象牙が張られ、古き良き時代を彷彿とさせるものでした。(現在では象牙は禁止されていますから。)

なんでも、リオの大きな農場の屋敷の片隅に置かれていたものだとかで、買い取ってからお店としてもかなり手を入れたそうですが、それでも直さなくてはならないところが山ほどありました。

いろいろ手をかけて、やっと良い音になってきたところでマナウスへの引っ越し。
道中、大丈夫かと心配しましたが、テレビや食器などがぼろぼろの状態でついたにもかかわらず、ピアノだけは完ぺきな状態でマナウスに届きました。
バラバラになってなくてよかったわ~。

娘が10歳になるころ、鍵盤の軽さが気になってきました。
5歳の娘の指にはちょうど良い重さでしたが、10歳の娘にはちょっと軽い。
なので次のピアノを探していたところ、ちょうど良いものがあり、購入。
2台のピアノになって場所をとるかと思ったのですが、そのころ調律師ホジェーリオの息子、ジョー君と何回か「連弾コンサート」をやっていたので、その練習用に残しておくことにしました。

以来、ずっとこの状態で我が家にあった「CHALLEN」ですが…



このたび、娘の仲の良いお友達、メリッサちゃんが「ピアノを探している」ということを聞き、譲ることにしました。
陸の孤島マナウスではピアノを買う場合、サンパウロなどの大都市まで行って買って輸送を頼むか、ここで中古のものを探すしかないのです。
メリッサちゃんとメリッサママは一目見て気に入ってくれました。

で、速攻でお嫁入り。



大切にしていたピアノがなくなってみると、居間が思った以上にがらんとしてしまい、なんだか気が抜けたよう。。。
残された「SAMIK」くん(ピアノ)もさみしそう…

年寄りの「CHALLEN」ちゃんですが、メリッサっちゃんのお宅でたくさん弾いてもらって、大切にしてもらえたらよいと思います。
200歳目指して、大切にしてもらってね!!
コメント (4)
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