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サンパウロ ビル倒壊事故

2018年05月03日 | ブラジル雑記
日本のニュースでも大きく取り上げられたようですので、皆様もうご存知かと思いますが...

サンパウロ市内で大規模なビルの倒壊事故がありました。

ビルはサンパウロ市内セントロに位置する イピランガ広場にありました。



近くにはTeatro Municipal(市民劇場)などがあります。
以前は連邦警察が入っていましたが、連邦警察は移転、その後 様々に変遷した後、廃屋同然となり「住む場所のない人たちを援助する」団体(政党)により管理されることになりました。
この団体は賃料を取り、貧困層の人々を対象にビルの部屋を貸し出しました。
はじめは「メンテナンス費」として80レアイス(約3000円弱)だったそうですが、最終的には250レアイス(約8300円)から500レアイス(約17000円)の賃料を取っていたそうです。

5月1日火曜日の午前1時半ごろ、ビルの5階部分の一角で圧力鍋もしくはプロパンガスが爆発しました。
消火設備も整っていないビルで火は瞬くうちに燃え広がり、午前2時50分にはビルの崩壊が始まりました。
火災は近隣の建物にも燃え広がりました。

火災発生当時このビルには公的に登録された範囲では150家族 約400人程度の人が住んでおり、そのうち25%は外国からの移民だったそうです。
水曜日の時点で、行方不明者は49名となっていて、1人の亡くなった方の身元が確認されています。
この亡くなった方は、以前このビルに住んでいて、現在はほかの場所に住んでいましたが、火災の騒ぎを知り知り合いたちを助けるためにビルに入り、行方不明になったそうです。

サンパウロ州は今回のビル崩壊を受け、被害者の方たちに今後11か月の間月に400レアイス(約13000円)程度の援助をすると発表しました。
しかし 被害にあった人々の多くは、住む場所もなく、近くの広場でテント暮らしをしているような状態です。

サンパウロ市内セントロには同様の建物がわかっているだけでも70か所あり、4000家族が住居としているそうで、今後の対策が検討されています。

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