昨日 ブラジルでは朝からラジオやテレビでは、アメリカによるイランへの攻撃のニュースを 朝からずっと流していました。
おかげで、お昼までには夫も私も事件について いっぱしのコメントが語れるぐらいになっていたわ。
年の明けた1月3日、アメリカ軍はイラン革命防衛隊コッズ部隊のガセム・ソレイマニ司令官を、イラクの首都バグダットの空港へのドローンによる空爆で殺害しました。
ソレイマニ司令官は、イランで最高指導者ハメネイ師に次ぐナンバー2の実力者。イラン国内では英雄的な扱いを受け、大統領候補にも名前が挙がるほどでした。
2018年にアメリカが「イラン核合意」から離脱した後 両国は様々な場面で対立する姿勢を示してきました。
今回の事件をきっかけとして、両国関係が一気に悪くー下手をすれば戦争にもなりかねない状況です。
ブラジルでは朝から刻々と変わっていく状況や 次第に明らかになっていく攻撃の状況を臨時ニュースで伝えていました。
「これは大変なことになった」と夫と私もびっくり。
できることなら 日本語で事件の詳細を知りたいとテレビをつけますが、日本のテレビー少なくともNHKではどこでもそんなニュースはやっていない。
ネットでも日本語での情報は出てこない。
あら、おかしいわね。
改めてテレビをブラジルのチャンネルに切り替えると、番組の節目節目に「臨時ニュース」。
「日本のテレビ」とは言っても、私たちのように海外(場所によっては民放も何局かみられるところがあるそうですが)に住んでいる人間が一般に見られる日本のテレビと言ったらNHKが主。
捉え方にもよりますが、場合によったらNHKの報道がすべてと思ってしまいがちになることも。
今回のことでは「きちんとした情報をどう得るか。」ということについて、考えさせられました。
自分が「見やすい」からといって、一つの情報源からばかり情報を仕入れるのでなく、様々な方面から幅広く情報を得るということの大切さについて。
特に自分の出身国以外に住んでいる人間にとっては、安全管理に関する情報はとても大切なもの。
そういう面でも正しい情報を幅広く集めるために、常に情報をキャッチする感覚を鋭くしていく必要があるのだなあと思いました。
さて、アメリカVSイラン。
この先どうなっていくのか。
株価や為替、原油の価格などにすでに影響が出てきています。
なるべく 対立の影響が周囲に広がることがないとよいのですが…