11月20日、ブラジルは「Dia da Consciencia Negra」ー平たく言ったら「黒人の日」です。
黒人奴隷制に反対した「Zumbi dos Palmares」というリーダーが捕まって 処刑された日です。
1695年のことです。
長い間、彼の起こした反乱には賛否諸説ありました。
2003年に彼の処刑されたこの日を祝日にしようとしたときに、反対した人も少なからずいました。
現在でも正式には国の祝日にはなっていません。
各地方自治体の判断により、祝日の扱いになったり、祝日ではないのだが各事業所等の判断で休みをとったりしても良い日だったりしているようです。
社会的には「差別をなくそう!」という取り組みのための日と 位置づけられてきているようです。
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さて、今日11月20日は私にとっては「ブラジルの母であり姉であり」という、渡伯以来ずっと頼りにしていた友人のお誕生日です。
でした。
彼女が旅立ってから もうすぐ10年が経とうとしています。
今から21年前、我が家と彼女ご夫婦、別の友人一家、3家族でリオデジャネイロのイーリャグランジという島に行き、楽しい時間を過ごしました。
その時の記事はこちらに
たくさんの風船を膨らまし、子供たちはパジャマ姿で大きな声でお誕生日の歌を歌い、本当に本当に 今思い出しても夢のように楽しい時間でした。
毎年 夫と11月20日が来るたびに、あの日のことを思い出しては懐かしみます。
それは 2度とやってこない時間だから。
子供たちは大きくなり、友人ご夫婦は相次いで旅立たれ、別な友人ご一家は日本に帰られました。
そして、私たちが楽しい時間を過ごしたポウザーダ(民宿ホテル)さえも、大雨による土砂崩れの被害で なくなってしまいました。
今回、この記事を書くのにポウザーダのその後を調べていたら、少々ショッキングな記事に出会いました。
なので このポウザーダについてはまた改めて書きたいと思います。