ブラジルの子供の日、10月12日の夜、パラナ州北部の小さな町でショッキングな事件が起こりました。
町のある動物病院で、こどもの日のイベントのために、ウサギなどの小動物が集められました。
子供たちが小動物と触れ合ってもらおうというイベントです。
イベントが無事に終わったその夜、この動物病院に9歳の男の子が忍び込みました。
夜7時過ぎ、男の子は犬を連れて、塀を乗り越えて動物病院に侵入。
40分ほどの間に、15匹のウサギを含めた合計23匹の小動物を頭をける、床に打ち付けるなどして殺害しました。
殺害の様子はすべて監視カメラに録画されているそうです。
少年にはそれまで暴力的な様子は見られなかったということです。
ブラジルでは12歳以上の少年は「少年法」で裁かれるそうですが、今回の場合少年が9歳ということもあり、この少年は今後 医療機関でメンタル面のケアを受けていくそうです。
昔、ペケママの身近で、ちょうどこのぐらいの男の子が、子猫をトイレ(というか昔ながらの「便所」)に投げ入れるという事件がありました。
投げ入れられた子猫はもちろん死んでしまいました。
そのことが、まるで昨日のことのように思い起こされました。
子供は「無邪気」だとか「無垢」だとか言われますが、大人が一人一人性格も暮らしも違うように、子供も同じ。
今回事件を起こしたこの少年が、自分のしたことを「ひどいことだ」と認識できる日がくることを願うばかりです。