ふむ道,小道,数多く

趣味いろいろ。2014/9に別ブログを合体したので、渾然一体となってしまいました(笑)

ひさしぶりにFOTR SEE

2005-05-27 16:18:31 | Tolkien・映画
を鑑賞しました。と,言っても家で観ただけですが。

どの位久しぶりか,と,思ったら,1月末のトリロジー連続上映イベント以来でした。今回の環境としては,日本語,英語,の字幕を取っ払い,エルフ語の時に英語の字幕が出るのみ,としました。実は,メニュー画面の「設定」から,字幕なしにすると,こうなるんですね。いや~知りませんでした。字幕なしにする時は,いつも映画が始まってからリモコンで「字幕なし」に合わせていました。これだけだと,エルフ語の時も何も字幕が出ず,エルフ語も聞き取らなくてはならないという‥‥(爆)

さて,何度も観たFOTRですが,今回のブランクは結構長かったです。しかもその間に,ROTK SEEのコメンタリー等をじっくりチェックしたり,ニュージーランドに旅行に行ったり,BBC版ホビットの冒険を聴いたり,HoMEを読み進めたりとかしましたから,今までなら思いもよらない所に気がつきました。

今回は,ちょうどサムがいよいよHoMEに名乗りを挙げた辺りでしたので,その効果だったのかどうかは定かではありませんが,サムの初登場シーンを見ていたら,彼は初期のシーンでは実は意外にもセリフが少なかったのですが,何気に花を持ったり,ロージーを見ていたり,いかにも重要人物だというような登場のさせ方がされていたんですね,という事に気が付きました。

原作ファンでも,FOTRにまで文句をつける人は少ないと思っていましたが,さすがにHoMEで,ビルボのお誕生日パーティから,ビンゴ(フロド)が袋小路屋敷を出発するまでの話の成立の過程を見ていたら,映画でのこの辺りの構成は,やはりちょっと寂しいかなあ,でも映画でできるだけ手短に話を紹介するにはしょうがないのかなあ,と思いは複雑ですね。特に,今だから,あれれ~?と感じたのは,ビルボが床に指輪を落とし,フロドが拾うというのがいかにも映画的な演出だったりとか,袋小路屋敷を出発したのは映画ではフロドとサムの2人‥これはおそらく,フロドとサム,メリーとピピンという組み合わせを強調する為だったのでしょうが‥‥,ゴラムに関する「pity」問答が映画では袋小路屋敷には入ってなくてモリアに行ってしまった事,そして何より気になったのは,映画でのフロドの年齢です。フロドというキャラの設定は,あくまでもホビットの冒険のビルボに近かったんですよね。そういう所が,HoMEで今読んでいる部分でも「ビンゴおじさん」に出ていて,はっとしましたね。

ブリーで馳夫さんに会えますが,Trotterに出会って以降初めて見る馳夫さんを見て,私は何故か後で出てくるファラミアとのペアリングを強く感じてしまいました。いやこれは,衣装さんの差し金もあるとは思うのですが,HoMEではまだアラゴルンには会ってなくて,どういういきさつで生まれたキャラなのかは,私に取ってはまだ謎です。それにしても,どちらもレンジャーだし,エオウィンは最初アラゴルンと結婚させられる予定だったりとか,実際いろいろ縁の深い関係ですから,どこから出てきたのかを追求するのは,面白そうです。

それにしても,観れば観るほど,PJ達の意図が明らかになってくる,‥アセラスの名シーンをアルウェンの登場にやってしまうとは。フロドが白いドレスのアルウェンを見る事に,一体どういう意味があるんだか。観れば観るほど,怒りがこみ上げてくるなあ。。(汗)
ただ,実は私は,別に皮肉ではなく,素直に,この地味な乗馬服姿のアルウェンは,この映画中の他のどのアルウェンより好きは好き,なんですけどね。

裂け谷で,アラゴルンが初めてボロミアに出会う所は,その裏で,ガンダルフとエルロンドが,人間にこの地を委ねる事ができるのか,という会話をしていた事もあり,私はマルベスのこの予言を思い出してしまいました。
Though a choice will come to the Dunedain, and if they take the one that seems less hopeful, then your son will change his name and become king of a great realm.
ボロミアファンのPBの差し金ですが,でも確かに,ボロミアはアラゴルンを王に就けるか否か,1つの選択を担ったドゥネダインだった事は間違いありません。マルベスの予言はなかなか意味深いです。

そして,レゴラスを見た時(ついこの間キングダム・オブ・ヘブンを観たばかりで‥),思わず,「若い!」 あ~ついに,指輪俳優さんを,「あの頃君は若かった」と,思うような時代になってしまったんですかね。(大汗)

それともう1つ。裂け谷の風景です。滝が幾つもあるのが印象的ですが,これはニュージーランドを代表する観光地,ミルフォード・サウンドというよりミルフォード・トラックの方の,ホンモノではありません(おそらく映画の撮影許可は出なかったのでしょう)が,とっても意識して作られていますね。建物がなければ,結構近いと思います。やはりミルフォード・トラックのような場所にある,という想定なんでしょうね。

‥という事で,前半に集中してしまいましたが,久しぶりにFOTRを観た感想でした。

OOP CD : Chapter 34: The Department of Mysteries (3)

2005-05-27 00:41:52 | ハリポタ5巻
***5巻既読前提です。***
今週風邪をひいてハナが詰まってしまい,どーも聞き取りの調子が悪くてなかなか進みません。(汗) やはりハナと耳はつながっているんだなあと納得するしか。(笑)

遅れついでに,前の章の最後まで戻って聴き直したのですが,忘れ物を発見しました。セストラルは血が好きだったんですね。それで盛んにハリーをなめようとしてます。(笑) でもフォークスのような癒し効果はないんでしょうかね?

‥話は戻り,再び,不思議なdaisとarchwayについて。長い間,どういう構造になっているのか想像がついていませんでしたが,daisとは舞台のような1段盛り上がった場所。で,archwayとは,例えば,古くてひびの入ったような石造りの橋や鉄橋の,足の部分がアーチ型になっているものを思い出せばよいと思います。そのアーチの部分を1つだけ切り出し,舞台のような場所に立てていると思えばいいんですね。そしてそのくぐる所にカーテン(ベール?)がかかっている,と。

という事で,ようやくわかりましたよ。何故,ハリーが「誰かが"in there"で話しているような気がする。」と言うと,ハーマイオニーが「その"archway"に"in there"という場所はないわよ!」と怒るのか。(いや~,ホントに,ROTKのDVDギフトセットのお陰です(笑))

しかし,この場所,ホントに一体何なんでしょうね? 後でこの部屋の「名前」が出てきますが,6巻以降にも,また出てきそうな気がしますね。

次は,どうしても開かない部屋。これもまた確か後で少しだけ説明がありますが,またその時にでも‥。しかしここでシリウスのナイフが溶けてしまうというのは,‥あ,いや,やめときます。(汗;)もう,次の章だし。。

そして次は,時計の部屋。。。

こうして見てみると,神秘部というのは,いろいろ恐ろしい物が詰まっている場所ですが,ここで働いている人達は,一体どうやって,これらの部屋を行き来するんでしょうね? 下手をすると,帰り道も捜すのに一苦労ですよね。

さて,彼らはついに,ガラス玉の棚の並んだ部屋にやってきました。どうやらハリーが捜していたのはこの部屋のようです。そして彼らは,とうとう目的の棚を見つけます。しかし,シリウスはいません。

何故,シリウスがいないのか? 混乱するハリーに,読者の方も,勘のよい人でなければ,やっぱりわけがわからなくなってしまった事でしょう。という事で,頭の悪い読者はもう1回この本を読む事になります。(うまくできているもんだ!(笑)) ただ,ここで1発でわかってしまった賢い方は,おそらくハリー・ポッターなんて小説はお嫌いなんでしょうかねえ。。。

それにしても「塔の高さほどもある」という棚に,いくらロンが背が高いとはいえ,ちょうど目線の高さにあったもんですねぇ。

A.P.W.B.D.

私はハリーの観た夢が何だったのか,1発でわかるような頭はありませんでしたが,これはわかりましたよ。ダンブルドア先生のフルネームのイニシャルなんですね。ヒアリングのシーンで,皆のフルネームが呼ばれていましたのでメモってました。

という事は,

S.P.T.

は,トレローニー先生のフルネームのイニシャルですね。

へへ~,トレローニー先生からダンブルドア先生に渡された,予言ですか。
ただ,それがわかったからって,別にお得な事は全然ないんですよ。(笑) いや,せっかく,わかった~!と思っていたら,後でちゃんと,説明ありましたしね。


Chapter XVI : Delays Are Dangerous (2)

2005-05-27 00:37:47 | Tolkien・HoME
いよいよビンゴ出発の日が近づいてきました。
しかしガンダルフが現れる気配がありません。9/21,ビンゴはとても心配になってきました。そして22日はビルボの誕生日パーティのように晴れていました。ビンゴはささやかなお誕生日パーティを開きました。

(オドはこのバージョンでも遠回りに反対。するとビンゴは,サムにも意見を求めます。)

彼は帽子を取って空を眺めて,「そうですねぇ,明日は暖かいと思いますだ。この時期日なたを歩くのは,大変でごぜえますよ。おらはフロド様に1票入れますだ。」

(サムの話し言葉を日本語にしてみようと試みたのは初めてですだ。確かに,映画のサムはちょっとイメージが違うというのが,わかりますだ。(このバージョンでは,まだ彼の旦那は「ビンゴ様」ですんで,注意))

ところで,このバージョンでは,この後,ビンゴが袋小路屋敷で,誕生日のプレゼントをホビット達に渡しています。

(ビンゴ,フロド,オドとサムは袋小路屋敷を出発します。(4人なんですね)そして,彼らは,黒の乗り手に出会います‥)

オドとフロドは,左に素早く走り,道からそう遠く離れていない穴に伏せました。ビンゴは,一瞬ためらいます。何か興味とか,衝動のような物とかが,隠れたいという意思を妨げます。サムは主人が動くのを待ってました。蹄の音が近づいたちょうどその時,「サム,伏せろ!」ビンゴは叫んで,2人は道の脇に覆いかぶさる木の後ろの草むらに伏せました。

ビンゴが,この頃「大きな人達」とホビット達との間に何かトラブルがあったと聞いているけれど,こういう人達は見た事がない,と言うと,フロドが,North Moorで,この夏,背の高い黒いマントを着た馬の乗り手に会ったという話をします。彼はこの辺りでバギンスという者を知らないかと尋ねましたが,不気味で,フードで覆われた顔も見えなかったので,Noと答えたそうです。しかしその後,その乗り手が来たという話は聞いてない,と。。

すると突然サムが「すみません,彼,もしくは仲間,がホビット庄に来てますだ。どっちみち,このBlack Riderはホビット庄から来ていますだ。おらは彼らがどこへ行くか知ってますだ。」

ビンゴ「どういう意味だい? 何故話してくれなかったんだ?」

(そこでサムはとっつぁんが黒の乗り手に会った(お馴染の)話をします。)

ビンゴ「お前のお父さんが悪いのではないが。‥でも,話してくれればもっと注意深く来たのに。ガンダルフを待っていれば‥,もっと事が悪くなったかな。」

するとフロド「では,あの乗り手達について,何か知っているの?」,
ビンゴ「知らないし,考えたくもない。けれど,どの乗り手も,君が見たのも,サムが見たのも,『Big People』の1つ,つまり『普通の人』とは思えないよ。ガンダルフがいたらよかったのに。でも,今望めるのは,早くバックル村に来てもらう事だ。‥君達を危険に遭わせる事はできないよ」

しかし,フロドは「ビンゴおじさん」に,危険だとしたら,一緒にいれて嬉しいと言います。オドも大賛成。

彼らはしばらくするとこんな会話を。。。
「もし奴らが,バギンスさんはどこですか?と尋ねたらどう答える?」ビンゴは「本当の事を言おう! 『ホビット庄』って言えば,100人ほどいるし,もしくは,『どこでもない』がいい。彼は消えたんだから。」

Run!Run!Run!