ふむ道,小道,数多く

趣味いろいろ。2014/9に別ブログを合体したので、渾然一体となってしまいました(笑)

ハリーポッターと秘密の部屋 CD 7

2004-08-25 20:57:17 | ハリポタ2巻
Dumbledore先生がいなくなり,MalfoyはSnape先生に,パパがDumbledore先生の後釜に校長に推していいと言ってるよと示唆。Snape先生はニヤリとしてますが,本心はどうだったのでしょう。
HarryとRonはHagridの秘密アドバイスに従ってクモの後を追い,Fobbiden ForestでAragogに会います。Fantastic Beasts and Where to Find Themによると,AragogはAcromantulaという恐ろしい巨大蜘蛛のようです。AragogはChamber of Secretの怪物は自分ではなく自分達が最も恐れる生物だと教えてくれるのですが,彼には全然親切心はありません。HarryとRonは命からがら脱出。
HarryはAragogの情報からMyrtleが50年前のCOS事件について知っていそうだと目星をつけますが,学校の方は平静を取り戻します。Mandrakeも順調に育ち,Petrifiedされた人達もじき治るだろうという事になったある日,HarryとRonはGinnyの様子がおかしいのを発見,しかしPercyに遮られます。



Half-Blood Princeとは誰かを推測するその4

2004-08-25 01:41:47 | ハリポタ6巻
***HBP推測ネタバレ,OOPネタバレ要注意!***
前回,今までのHP本のタイトルとクライマックスの関係について挙げましたが,中で2巻が仲間はずれのような気がします。と,言いますのも,他の巻は全てVoldemortに関する事,3巻にはVoldemortは直接は登場しないものの,Trelawny先生の予言により彼の忠実な僕が彼の許に向かう事が示されます。しかし2巻の話,いかにもVoldemort自身が関わったかのように見えますが,実はこれはLucius Malfoyの単独犯,彼は単にHarryとHermioneを葬り,息子Dracoを学校一の人気者にしたかったという,悪役にしてはスケールの小さい(笑)動機で起こした事件で,Voldemort自身はこの事件にはおとしまいをつけてないんですね。しかもそんな情けない(苦笑)事に自分の大事な日記を使われて,迷惑だったのではないでしょうか?(笑)
という事で,次回はVoldemort自身が,Tom Riddleについて語る可能性が大と(勝手に)見込みます。5巻の最後にDumblredore先生にTom呼ばわりされていたし,2巻の中で,Tom Riddle自身が自分はHalf-bloodだと言っている部分も見つけましたので,やはり
Half-Blood Prince = Tom Riddle
を推してみようかな。



LOTR原書はどの位難しいか2

2004-08-25 00:53:49 | Tolkien・その他
前にもちらっとこの件に触れましたが,もうちょっと詳しくお話します。

ネイティブにとっても難しいと言われるLOTRですが,実は,セリフ以外の本文は意外と素直で読みやすいです。関係代名詞や倒置を駆使して複雑にされている‥,なんてこともほとんどありません。専門用語以外の一般のボキャブラリに関しては,特定の章で特定の用語(山用語,森用語)について,知らない言葉がドロドロ出てくる事はありますが,概してハリーポッターなどと同レベルと言えるでしょう。

しかし,LOTRの原書の難しい所は,人名地名などの専門用語。ハリポタもキツイですがLOTRはもっとキツイ。(汗)地図は必携です。リファレンスもあった方がいいですが,話を知らない人はネタバレ注意です。とにかく大学の先生が書いた本なので,参考書前提?(笑)みたいです。翻訳版を読んでいると多少楽かもしれないですが,日本語と英語と全然似ても似つかない用語が多いので要注意です。(例:oliphaunt-じゅう,Dunharrow-馬鍬砦,など)実は私は日本語訳を結構知らなくて,今も追補編最後のリファレンス片手に書いてます(笑)

次に困るのは,キャラクタによって全然違う言葉遣いです。
概して偉い人ほど,年取った人ほど難しい言葉を使う傾向にあります。ヒドイ人は話言葉なのに倒置します。1番親しみ易くて入り易いのは,フロド,メリー,ピピン,ビルボの話し言葉でしょう。同じホビットでも慣れないとサムやとっつぁんの言葉は結構キツイです。ゴラムの癖は強烈ですが,決まった事しか言わないのでパターンを掴めば意外と楽です。映画ではほとんど現代風にアレンジされていますが,エルフのお偉いさん方や,ローハン王家や,ゴンドール執政家の人達の話し言葉は原書ではかなり難しいです。またガンダルフは相手により,アラゴルンは立場の変化により言葉遣いが変化してくるので,意外と曲者です。(笑)

でも,会話を理解する事ができれば,本の面白さ倍増する事請け合いです。ちなみに会話がキモなシーンと言えば,エルロンドの会議,ロスロリアンのケレボルンとガラドリエルのお言葉,ギムリとエオメルの??対決,ガンダルフとサルマンのオルサンク対決,サムとゴラムのうさぎシチュー対決,ヘンネス・アンヌーン互いにわかり合えた対決,ガンダルフとデネソールの因業爺対決(笑)等々。

ROTK読書:my heart tells me

2004-08-25 00:37:54 | Tolkien・LOTR
The War of the Ring : Chapter 3: The Muster of Rohan続き
ローハンの騎士の一行と一緒に馬鍬砦に向かうメリー。(映画ではアラゴルン,レゴラス,ギムリも一緒でした)一行を出迎えるエオウィンが鎧姿なのが,いかにも本当に王の名代で人々を守っていたっぽくて,よいです。セオデンが全然驚かない所を見ると,彼女はしばしばこういう格好をしていたようですね。彼は,エオウィンにも「わが娘よ」と話しかけるんですね。兄妹は我が子同然。
セオデンは,アラゴルンの行き先を確認してこう言います。が,あたかも彼自身の運命も知っているようです。
my heart tells me that I shall not see him again.

ところでこのセリフ,映画ではアラゴルンとガンダルフが,フロドはどうしているんだろう?と言っている時のものに似てますね。ここからヒントを得たのかな?

その夜メリーは思い切って死者の道について王家の面々に尋ねます。で,メリーに,と言うより,読者に死者の道情報がもたらされます。ローハンの王家には,昔バルドールという王子様がここに入ったきり帰って来なかったという悲しい思い出があります。アラゴルン達が洞窟の中で見たのは,果たしてその彼だったのでしょうか。。不思議なお爺さんがバルドールとお父さんのブレゴに語ったという話が,映画では死者の王のセリフになっていますね。
The way is shut. It was made by those who are Dead, and the Dead keep it, until the time comes. The way is shut.


さて気を取り直して,ここで,映画には出てこなかった名シーン登場です。お姉さん,赤い矢ですよ~!(意味不明(笑))デネソールの使者ヒアゴン登場。
映画で,セオデンがエドラスの景色をしっかり心に刻むような目で見ながら決意を込めた表情で心の中でつぶやくあのセリフは,原作のヒアゴンのこのセリフを元にしたんですね。
For it is before the walls of Minas Tirith that the doom of our time will be decided.


Rev 8/25 人名などの表記が英語のまんま(汗)だったのを修正しました。ヤバイな~,みんなに見られちゃったかな?(爆)

ハリーポッターと秘密の部屋 CD 6

2004-08-25 00:17:40 | ハリポタ2巻
***HBP推測ネタバレ,OOPネタバレあり***
ネコ顔になって休養中のHermioneにLockhart先生からお見舞いカードが。。アホな先生とわかっていても女の子には嬉しいですよね。この後さらにLockhart先生のおバカ振り炸裂のバレンタインデー。2巻で好きなシーンの1つですが,映画に出てこなくて残念でした。学校中?ピンクのハートに,むっつり顔のDwarf達がラブレター配達で大迷惑。(それにしても,なんでDwarf?@LOTRファン)
一方Harryは,ついに物語の核心となるものを手に入れます。‥そうですあのTom Riddleの日記。Harryは後に出てくるPensieveと同様の過去の記憶の世界に入りますね。
それにしてもこの辺り時節柄非常に気になる個所を幾つか発見。
何故かTom Riddleに古い友達のような親しみを感じるHarry。Harryと同じ真っ黒な髪の毛のTom。君はMuggle-bornかね?と尋ねるDippet校長に,"Half-blood, sir."と答えるTom。50才若い赤毛赤ヒゲDumbledore先生。ファーストネームで呼び合うTomとHagrid。
HarryはRiddleの日記の事をRonとHermioneに話します。その後しばらくPetrify事件は起こらないのですが,ある日Harry達の寝室に誰かが忍び込み,Riddle日記を盗み出します。ははぁ~ん,2巻既読の方はおわかりですね。女子は男子部屋に入れるというのは,伏線だったのですね。ところで,Hermioneは,Gryffindor以外は誰もパスワード知らないはずと言っていたけど,Gryffindorに恋人のいる生徒でも知らないんだろか? もっとも,他の寮の生徒にパスワードを教えたら,5巻27章のようなことが起きるんだろな。
しかし,平和な時は続きません。ついにHermioneと,Percyの彼女Penelopeが襲われる事態に。Dumbledore先生,大ピンチ。HagridはAzkaban送りに。。。
Rev.1 8.25 表記など修正しました


Dumbledore先生が○○できない理由を推測する

2004-08-24 00:44:16 | ハリポタ6巻
***思いっきりOOPネタバレ超要注意!***
4巻では,同じ素材(なんか表現がカッコよくなくてすみませんが(笑))で,できている杖同士の対決は,Priori Incantatemが起きてうまく動作しない事があるという事でした。特にFawkesの羽同士の対決では,この傾向はより強まりそうですね。にも関わらず,HarryとVoldemortはどちらかがどちらかの手によって殺されるという運命なんですか? これは一体どういう意味なんでしょう? (それが"the power Dark Lord knows not"なのか)
もしかして,Dumbledore先生がVoldemortを殺せないというのも,同じ理由によるもの? 彼はFawkesをペットにしているし,PatronusがPhoenixだというし,彼の杖もFawkesの羽でできていても不思議ではない,て言うか,そうとしか考えられませんね。
もしも,Dumbledore先生も同じ素材の杖を持っているとすると,何故Dumbledore先生はVoldemort退治にこだわるのか,何故Harryに目をかけるのか,何か特別な理由がありそうです。



Half-Blood Princeとは誰かを推測するその3

2004-08-24 00:04:00 | ハリポタ6巻
***OOPネタバレ要注意!***
今までのHP本は,Harry Potter and ○○○○というタイトルでしたが,この○○○○とはそれぞれ何だったか,及び,クライマックスでの出来事をまとめてみると,

1 The Philosopher's(Sorcerer's) Stone
 永遠の生命を得る事のできる石
 HarryはVoldemortがその石を取る事を阻止

2 The Chamber of Secret
 Slytherinが後継者の為に作ったと言われる部屋
 Harryは部屋の怪物を退治,この部屋を開けたTom Riddleの日記を葬る

3 The Prisoner of Azkaban
 Potter夫妻殺害事件の共犯の濡れ衣を着せられていたHarryの名付け親
 Harryは真実を知りその命を助ける。一方Voldemortの忠実な僕が彼の所へ。

4 The Goblet of Fire
 HarryをVoldemort復活の場におびき出す罠
 HarryはVoldemort復活の材料に使われてしまうが辛くも逃げる

5 The Order of the Phoenix
 Dumbledore先生主宰のAnti-Voldemort組織
 Voldemort復活後初のDeath Eaters vs OOPの戦いが行われる

全ての○○○○は,クライマックスに関わる重要なキーワードです。という事は,Half-Bloob Princeも,きっと同様の役目を持っているはず。Harryを危機から救ってくれる人物なのか,あるいはクライマックスで戦うべき敵なのか。。。。



ハリーポッターと秘密の部屋 CD 5

2004-08-23 23:59:20 | ハリポタ2巻
Muggleの家に生まれたColinがPetrifiedされる事件発生。学校には瞬く間に噂が流れ,Nevilleはお守りを入手。周りは彼はpurebloodなんだから大丈夫だと言いますが。(彼がpurebloodだと本で示されたのは少なくても2回目,読者にしっかり印象付けてます)
Dueling clubのシーン,Flitwick先生が昔チャンピオンだったという情報が。もし彼が後の本ででも往年の腕前を披露するチャンスがあれば見たいですね。Harry,Parselmouthの能力アリにSnape先生も感嘆?の模様。しかし,ヘビとお話できるなんて,貴重な才能だと思いますが,魔法使いの世界では「いけない事」なんですね。
Polyjuice potion用の材料を盗みにSnape先生の部屋に忍び込むHermione。これって4巻で責められる所がおかしいです。
さていよいよクリスマスの朝,なんとHermione,男子部屋に入ってきちゃいます。そっか~,女子は男子部屋に入れるのね。(にやにや)
ついに,CrabbとGoyleに化けたRonとHarry,Slytherinの談話室がどこかわからず,生まれて初めて,Malfoyに会った事を喜んじゃいます。それにしても,CrabbとGoyleが思った以上におバカ?でよかったですねぇ~。あまり危なげなく事が済んでしまいます。もしかして,将来の巻でもう1回同じ方法でSlytherinの談話室に忍び込んで今度は大失敗って事にならなきゃいいですけどね。


ROTK読書:The Passing of the Grey Company

2004-08-23 23:45:43 | Tolkien・LOTR
The War of the Ring : Chapter 2: The Passing of the Grey Company続き
原作ではお馬さん達も死者の道について行くんですが,ここでレゴラスが歌を歌ってアロドをなだめるシーンが。TTT SEEでアラゴルンが主人(セオドレド)を亡くして暴れるブレゴをエルフ語でなだめているシーンがありますが,ここからヒントを得たのでしょうか? それにしても映画ではどうやって3人は馬なしでアンドゥインに辿り着いたのか,SEE要チェックですね! (まさか死者の王の肩に乗せてもらったとか言わないでよ(爆))
死者の道実況担当はギムリ。彼は暗い穴の中を歩くのは慣れているはずなのに,たじたじです。(Moriaの時と全然違いますね) おまけにこんな事に気付いてしまいます。
there could be no turning back; all the paths behind were thronged by unseen host that followed in the dark.

これは怖いですね~。暗い夜道でこんな事になったら大変です~。
さて一行は中ほどで身分の高い人らしき遺骸を発見。これって誰なのか。アラゴルンはまるで誰だかわかっていたかのように,シンベルミネの花を手向けたいと一言。そしてそこで死者の王を呼び出しますが,映画のように緑色の幽霊がわんさか出てくるのでなく,原作ではこの時彼らの姿は,少なくてもギムリには見えていません。(レゴラス等,エルフのお兄さん方には見えていたようです)
トンネルの向こうはゴンドール。私は初めて読んだ時,とても意外に思ったのですが,そこには人々の暮らす村がありました。そして幽霊を引き連れたGrey Companyは,海賊をやっつけるべく,一路アンドゥイン河口を目指して進んで行きます。

The War of the Ring : Chapter 3: The Muster of Rohan
場面変わって,セオデンの一行。メリーとセオデンの仲のよさに思わず微笑むRohanの騎士達。こっそり,戦争が終わるまでここにいたら,というエオメルに,セオデンはエオメルに"my son"と話しかけます♪ Rohan家族の心温まる一時。

ROTK読書:pain that he bore

2004-08-22 23:00:47 | Tolkien・LOTR
The War of the Ring : Chapter 2: The Passing of the Grey Company続き
馬鍬砦でのアラゴルンとエオウィンの別れのシーンを読みました。映画ではこの辺り全然違う描かれ方をしています。原作では,エオウィンはヘルム峡谷には行かずに,戦いの間避難民を集めてずっと馬鍬砦にいたので,アラゴルンに会ったのは彼らがエドラスを経ってヘルム峡谷に向かって以来です。エオウィンは,自分は馬に乗れ,剣も扱えるのに,女性だからという理由でいつも後に残っているというのは耐えられないから,一緒に戦いに連れて行って下さいと言うのですが,アラゴルンはセオデンやエオメルの許可なしにそれはできませんと言ってエオウィンを振り切って死者の道に向かいます。
エオウィンはなんとかアラゴルンに連れて行ってもらおうと,つい,
Neither have those others who go with thee. They go only because they would not be parted from thee - because they love thee.

思わず本音がバレてしまうような事を言ってしまいます。映画では同じセリフを現代語(theeをyouに)に直してTTT SEEに追加されたシーンの中で,言ってました。"because they love you!"が思わず彼女の本音を言ったように聞こえましたね。

アラゴルンは,原作では短い触れ合いにもかかわらず,エオウィンの気持ちをちゃんと察しているんですね。彼はそっけなく馬に乗って立ち去ろうとしながらも,
and only those who knew him well and were near to him saw the pain that he bore.


Run!Run!Run!