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NS947_末広亭に行こう

2013-05-05 07:36:02 | 趣味

5/4(土)

2時ぐらいにぶらっと行ってだな
嫁さんが暢気なことを言う。
2階席なら何とかなるかもしれない、
しかし、その保証はどこにもない。

そもそも嫁さんはわかっていないのだ、
歌丸師匠以下、笑点メンバーの人気が。
おまけに落語芸術協会の新真打披露もある、
ゴールデンウィークということもある。
そもそも寄席に行ったことないのだから。

昨日のスシロードライブから咳が出はじめた。
風邪の症状は日々刻々と変化を刻む。
朝、目が覚めたら、咳はまだ続いていた。
それに加えて、鼻水が出始めた。
明らかに水洟、風邪末期の症状だから、
処方されたクスリよりもコンタック600が一番のクスリ。

しかし、弱ったことにコンタックさんを切らしている、
処方されたクスリにその機能があることを期待するけれど・・・。

6時台に起きてきた、嫁さんが、驚いたことに。
しかし、洗濯はわかるけれど、掃除機までかけはじめる。
急がなくても大丈夫だって
そんな世間知らずの言葉をはきながら。

結果、家を出たのは11時ぐらい。



富士山は今日も見えない。
ところで富士山ってどっちのもの?
静岡と山梨と・・・つまり昇太と小遊三と。

自由が丘に着くと、待っていた新宿三丁目止まりの各駅停車、
渋谷で抜かされても腹が立たない。
まあ、いいではないか、さほど痛めつけた訳ではないし。

新宿三丁目着は11時40分ぐらい。
まずは桂花でラーメンでもなんて・・・



新宿末廣亭
何年ぶりにきたんだろ?
ただ、この行列は異常だ。
栄寿司をぐるっと回るぐらい。
コレは予想以上、今日は無理、出直そう。
何メートルか先に桂花があるから、そこで食べて、
あとはリニューアル後、行っていない伊勢丹でも?

ただ嫁さんは歌丸師匠に会う気満々、
Uターンして行列の最後尾に着く。



10分並んで、ようやく末広亭が見えるとこまでくる。
立ち見はツライ、さすがに4時間は無理だろ?

しかも食べるものを買っていないから、
空っぽの胃で19時まで?
いやはや。

しかしかろうじて2階の雛壇2列目に席を占める。



すでに春風亭べん橋の噺は始まっているけれど、
入場のざわつきで何も聞こえない。



今日のというか、五月上席の出し物。
昼の部は、この後、
相撲漫談の一矢が続く。

さすがに嫁さんが空腹に耐えられなくなり、
1階の売店へ。



サンドイッチ(600円)
コレが600円とはねえ、コンビニに行けばよかった。
並んでいるあいだにでも。

桂枝太郎、桂歌助と落語が入り、
東 京丸 京平の漫才がヤバいぐらいにおかしい。
桂竹丸、桂幸丸とまた落語、
林家今丸の紙切を見た時はやはり1階がいいなあ、と。

三笑亭可楽師匠はさすが、ホントにスゴい芸。
そのあと三遊亭遊三師匠が上がるハズだったけれど、
どういう事情だかはわからんけれど、三遊亭遊吉が代演。

奇術の北見マキさんは古典的なマジック。

そしていよいよ、である。
桂米丸師匠、御年88歳の登場である。
さすがというか、なんというか。

そこで中入りとなり、ちょっとカラダを伸ばす。

15時に中入り明けで、桂歌春の落語。
東 京太 ゆめ子の漫才はおもしろいんだけれど、
どうなの?

ここからがっかりシリーズである。
ホントはここで三笑亭夢之助師匠のハズが、三遊亭圓丸が、
桂米助(ヨネスケ)のハズが、瀧川鯉昇がそれぞれ代演する。
落語界ではかなりのメジャーな2人がそろって出ない。
ただ、鯉昇師匠はスゴかったけれど。

太神楽(皿回し的なもの)の鏡味正二郎が強引に。

そして昼の部のトリ・桂歌丸師匠の登場である。
笑点よりも滑舌はいいけれど、
お茶が必要になり、時折、咳き込む。
タンを切ることも1回あったけれど、話芸はさすが。
歌丸師匠が動ける間にやはり、もう1回は見ておきたい。

昼の部が終わると、
歌丸師匠を目当てにしてきた人たちが、ごそっと帰る。
1階の椅子席を目指してもよかったけれど、
1つ後ろの足を伸ばせる段でいいでしょ?

17時前に、ホントの前座・古今亭今いちが登場。
さすがに話しが平板で、真打との違いを感じる。
まあ、一つ前が歌丸師匠だしねえ。

三笑亭朝夢の落語の後、
春風亭美由紀の三味線、舞踊が続く。
若手だけれど三笑亭可龍も相当に。
春風亭鹿の子はまあ女流だし。

宮田 陽 昇の漫才はいやはやどうにも
死ねる、ホントに。

春風亭柳好も面白かったけえど、
三笑亭夢丸師匠はホントに大丈夫?

青年団のコントはまあまあ。

さてココから笑点メンバー登場。
春風亭昇太と三遊亭小遊三と、
世界文化遺産に認定されそうな富士山ネタ。
静岡の昇太と山梨の小遊三、いやはや。
昇太師匠は身振り手振りが激しく、声も張る。
小遊三師匠はいつもどおり、
鞭とろうそく
わかるか、そんな下ネタ。

ココで中入り。
中入り後は新真打が2人の高座、さらに雷門助六師匠などなど、
見所は本来ココからだけれど、さすがにカラダがばきばき。

帰り支度をして1階に下りる。
ただ、真打口上だけは見ることにする。
ここでも富士山の裏表が相変わらずのネタを。



19時半に表に出る。
末広通りはすっかり夜の新宿。
7時間半も浮き世から離れていたから、
そのギャップに驚く・・・

今回はゴールデンウィークの特別興行、
そりゃ、爆笑に次ぐ爆笑も当たり前。
そこら辺は嫁さんもわかっているらしい。
いつもの末広亭はこんなもんではない、
寝られることだってある、そんな姿も見せてみよう。
いや、ヤツなら笑うかもしれない。
ウソでも笑いつづければ、噺家も育つしね。
悪いことではけっしてない、
それに、12時過ぎでも絶対に1階で座れるし。



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