花遊び 山遊び

花を愛し、山を恋し、日々自然と遊ぶ。遊んだ事を記憶だけにとどめず、ブログとして記す。
発信元  流れ星☆彡

池を染める!!アカウキクサ

2008-02-28 | 山野草
山野草
 自宅は、周りが田畑の中にある。なので少しどころか一歩外にでると草・木と出会う。庭も遊ぶのに忙しいので草だらけ。木も茂り放題。でも、義務として犬のさんぽにはきちんと出かける。いつも同じ道を歩くのは面白くないのでころころ道を変える。すると違った景色にあったり、植物に出会う。動物には、滅多にあわない。良くてイタチ・キジくらいだ。出来れば会いたくない蛇にはいくらでも夏場にはあう・今の季節は、鳥なので安心して行く。
 安心して行くと、茅を燃やして畑にしようとしている沼地近くに行き着いた。ひょいと見ると真っ赤。あーーなにこれ。近づきすぎると足が濡れる。手近の棒をとりそれを掬い上げた。水草に間違いない。でも?これって赤すぎる。
 何となく日が過ぎた。植物関係のブログをあけたらなんとおなじものがあるではないか。「アカウキクサ」とあった。シダの仲間。なら簡単。恩師が有名なシダの研究家。早速メールで写真をおくった。間違いないとの答えが直ぐ返ってきた。詳しく調べていくと県によっては絶滅危惧種に指定されている。いわゆるRDである。珍しいものだということ。高知県では準絶滅危惧種である。農薬にすこぶる弱いらしい。ここは、湿地すぎてずっと耕作放棄されていたのでの残っていたのだ。
追加(2011・2月)
詳しく実物を調べた結果アカウキクサではなく帰化植物の「アメリカオオアカウキクサ」とわかりました。高知県ないでは今のところ2箇所。特定外来生物に指定されています。
貴重な植物ではなく増えすぎると生態系を脅かす植物と判明。
準絶滅危惧種植物ではなかったわけです。
 でも、ここまで草を焼いたという事は今年は稲を作るはず。ここも消滅の憂き目に会いそうだ。寒くなって紅葉するシダ植物なんて面白いのに・・近くだし観察ができるのに残念だ。いままで、ハンゲショウの大群落をなしていたのに・・それもなくなるのか・・・米余りの昨今なのに今までどおりこの湿地を残しておいてくれないかなと思いつつ写真を撮った。持ち帰った分を容器に入れ根を観察しやすい様に写してみた。
物凄く発達した根を持っていることが分かる。上部を安定させるのにこんなにも要らないように思うのだが・・・
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シコクバイカオウレンⅡ

2008-02-28 | 山野草
高知新聞に掲載された写真と似た感じのを撮影していましたのでご覧ください。
 実際にみますと雰囲気がモット良いので一人じっと佇んでいたいと思われるのではないでしょうか?
 一つの花の大きさは1センチくらいです。それがべったり斜面にありますので白く見えるというのは大袈裟ではありません。開花しては日がたちますと背丈がかなりのびまして10センチ位になります。最初は3.4センチあるかないかなので写真を写すのは大変です。でも、蕾が可愛い形をしていますのでそのときにも魅力を感じます。
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シコクバイカオウレン

2008-02-28 | 山野草


昨日、高知新聞にバイカオウレンの写真が掲載された。場所は、特定できる書き方はしていなかった。群生の見事な写真である。しかし、シコクという文字がなかったので不思議に思い新聞社に問い合わせをした。返事がきた。シコクというのがつかなくてもよいという見解だそうだ。牧野植物園に問い合わせをした結果だとのこと。まだ、定説になっていないらしい。別にどうでもいいようなものだが四国に暮す私は,ついていてくれたら少し誇らしいかな
 今年は機会があって三度も訪問した。一月はまだまだ、二月見事、下旬は大きく育って白さが目立つ。何箇所もあるのだがお気に入りは一番広い杉林の下。満開の季節に行くとあっと息を呑む。杉の木の間から光が筋になって差し込む。このような場所だからこそ育つのだが、あまりにも人家に近くよくもまあこれほどあるものよ、と行く度に思う。でも、たくさんの人が知ることとなり、踏み荒らしの被害が起こっている。
 いつまでもいつまでも残す為にはどうすれば良いのか考えなくてはならない。昨日行った総領町のように保護の為の団体を立ち上げ営利ではないが自然を守ろうという機運を盛り上げるしかないだろう 牧野博士が愛し、植物園のロゴマークにもなっている植物が減るのは阻止したい。できれば地元のかたが先に立ち上がってくれないだろうか?ささやかな募金活動からはじめても良いのではなかろうか。
 斜面を白くする早春の「森の妖精」を山野草愛好家の手で守りたいとおもう。こんなに思うのは私だけだろうか?私にできることは何かしら?考えている。良い考えをお持ちの方がいれば教えていただきたいものです。
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