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■縁取りが綺麗■
木曜日の観察会で見たこの椿は今まで何気なくみていた。園芸種だと思っていた所為もある。
父が椿に凝っていて横からカタログを見て似たのを見たことあった。だから頭から決めて掛かっていたのかもしれない。間違いだった。長崎の五島に自生していたツバキだったのです。
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これは2日に見た落ちた花です。最近寒い日が続きツバキも花弁が痛み綺麗ではありません。
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それでも縁が白・中の赤がくっきりとしたこのツバキは目を惹く美しさでした。
このツバキの名「玉の浦」といいます。濃紅地に白覆輪の中輪で、珍しいヤブ椿の突然変異種。国際ツバキ名鑑の巻頭を飾る世界的な名花とされています。原木は五島の福江島玉之浦町父岳(461m)の中腹に自生していてそれを昭和22年炭焼きのかたが発見し、世にでたのです。しかし、濫獲され、原木はついに枯死。貴重な原木は失われてしまいました。でも、子孫は残り今に至っています。これを親としたツバキには「玉」の名がついているのでわかるのです。私が見たのは多分玉なんとかという名をもらった他の花だったのでしょう。