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■いつものように!■11/10
10日土曜日は東京からのお客さんたちを空港までお迎えに行きその後蛇紋岩地・横倉山を歩くというかなり忙しい一日でした。中央部にある蛇紋岩地は20日を過ぎればムラサキセンブリ咲き乱れ美しいのですが10日はまだ少し早く、とっても気の早いのがちらほら咲いている程度で少しさびしい感は否めません。案内をしていると自分が撮影をするより説明・案内が主になりますので画像が殆どない。日を改めじっくり来られるので脇役の仕事を務めました。私よりずっとこの地に詳しいモチモチさんの独壇場ですので私など横に居るだけですけれどそれでも気がせいて写せませんね。
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タイキンギク
海辺に咲く花という認識があったので「こんなところに咲くの?」と不思議がられました。
タイキンギクについてはこちも併せてご覧ください
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トサミズキ
これもまた自生地で見られたことを喜んでいただけたのは嬉しい限りです。早春のきれいに開花したころに是非訪問していただきたい場所です
開花期の画像はこちらにあります
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ムラサキセンブリ
満開の画像はこちらです
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トサトウヒレン
花束状態の画像はこちらです(だいたい10月中下旬)
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トサトウヒレンについてはこちらをご覧下さい
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タムラソウ
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ヤマラッキョウ
ムラサキセンブリが咲き揃ったころが此花の盛期ですのでまだ蕾が多かったです。白花も咲きますのでそれも楽しみです
12時を回っても蛇紋岩地は魅力なので去りがたかったようですが横倉まで移動となると昼食時間も考えるとタイムリミットがありやむなく川辺に降ります。ただ幸せなことにその近辺にはソハヤ紀要素の関東にはないクサヤツデが開花しているので昼食前に撮影タイムがとれました。
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クサヤツデ
ここは標高が低いので11月中旬でも花が残っているのです。横倉山にもありますがもう終わっていました。
鮎が飛び跳ねる様子を見ながら曇天ではありますが雨は降る心配をせず遅めの大急ぎの昼食をとります。蛇紋岩地に咲く花はヤナギノギクは終盤でしたがとりあえず全部見て頂く事ができました。
山へ登るのには遅い時間の14時30分から行動開始です。植物好きのものにとってはここは特別な山となりますので東京からの4人のみなさんは期待でいっぱいだったでしょうね。牧野富太郎博士命名のヨコグラノキは是非見ておきたいでしょうし、コオロギランもみておきたいでしょうから遅い時間からでもわくわくしていたのでしょう。
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目的地に着いたのが3時前。この山に詳しいH氏のお蔭でコオロギランの種のありかもすぐにわかり時間短縮につながりました。お蔭でばっちり撮影できます。開花期には何度も足を運んでいるのですがこんな時に来たのは初めてです。
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頂花とその下のだけ種をつけ散布しているのがみられますがまだ次のは実っていないようですね。それに茎も葉も11月でまだ緑です。この調子だとかなり遅くまで茎が残るよう。季節を代えて訪問するのが大切だと再認しました。
あちこち山中を歩いてヨコクラノキも見て下山したのがほぼ17時でした。自宅へ帰ったのが19時でしたのであれもこれもの一日といえるでしょうね。
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おまけはセッコクのボケ画像です。
はるかはるか上の方で沢山ついているのがみえました。セッコクは高知では意外と沢山ありますが盗掘にあい木の上の方でないとみられません。香が届くほど沢山着生しておりましたので花は愛でられなくとも涼やかな香をもとめて「登ってきたいな~」と思いながら帰路につきました。