さて。
やっと、ビケたんのインプレが書けるような走り、してきました。
っつっても、タイヤにまだイエローのラインが残っている状態でしたので、タイヤの皮むきとオレの慣熟を兼ねて峠へ出かけてきた、ってなコトなんですが。
一旦、宮ヶ瀬に詣でたのですが、知り合いはおらず。
んで、タバコを1本吸って、道の駅道志へ。
道志みちはサンデードライバーが多く、走るとかそんな感じじゃなかったです。
まだ、事故の虎馬から立ち直っていませんし、ビケたんにも慣れていませんので、ごくフツーのツーリングライダーらしく走ります。
自家土産として、件の「青トウガラシ味噌」をふた袋購入。
んでは、メインの峠に向かいます。
今日のメイン、「道坂峠」です。
峠なんだから「道」で「坂」なのは当たり前なのに、何でそんな名称なのか、小一時間ほど問い詰めてみたい名前です。
道志みちから都留ICに抜ける県道で、交通量もさほど多くなく、多少荒れてるところはありますが、センターライン完備のいい峠です。
最高速は120位なもんでしょうか。
んでは、インプレを。
あ。
御存知とは思いますが、あくまで、poitaのウデマエが前提のインプレですよ!
まず、峠に行くまでなんですが。
このバイク、重い(笑)。
正確には重く感じます。
押し歩きもサイドスタンドからの引き起こしも、ジスペケたんの4割増といった印象でしょうか。
乾燥ベースでは、ジスペケたん226K、ビケたん235Kなのですが、ガソリンの積載量などを考えると、まぁ、装備重量でも10K位な違いと思うのですが。
とてもとても、そんなわずかな差とは感じないくらい、ビケたんは重く感じます。
思うに。
ビケたんは、マスが集中しつつも重心が高いのではないでしょうか。
ジスペケたん、これまた、意図的に「軽い扱い感」を作っていますので、その設計思想というか車体構成の違いが大きいと想像します。
反面、ジスペケたんは高速走行時や、加速時などは「安定しているな」という感覚は希薄です。
その意味で、ビケたんは高荷重域が得意だと思います。。
中低速域では「ごろん!」というような切り返しを、腕力的にこなさなくてはならないですが、100Kくらいを境に、扱いやすさと安定感が格段に増して「スパッ!」と切れるように扱うことが可能です。
ただ、コレはアクセルワークの上手下手も大きく関係するように思います。
旋回性能については、「ちゃんと曲げてよ」という機体からのリクエストが強い車体という感じです。
最近のバイクらしく、ちゃんとトラクションがかかってないと、バンクさせてもなかなか曲がりません。
目線を射込むだけでは、そちらに向かっていったりしません。
その意味ではジスペケたんは、進入速度がオーバーでなければ簡単に目線方向を向いていったと思います。
ビケたんは、オーバースピード気味であっても、リアにトラクションかければ、ちゃんと曲がっていきます。
その意味で、コーナーリングは、できうる限り「一発勝負、修正なし」が望ましいと感じました。
ですから、「あれれ??意外と切れ込んでいくぞ!!!」ってなコーナー、アクセルがつい、戻っちゃいますので、ぎくしゃくしがちです。
んでも、それはオレのウデマエと慣熟にもよると思いますが(笑)。
今日のような切れ込んだ中低速コーナーやS字切り返しが多いところでは、スローインが求められると思いました。
さらに。
この、「トラクションをかける」というのも、なかなかにウデが必要です。
3速4000回転くらいで100K手前だったと思うのですが、この辺からアクセルを大きく開けると、リアが簡単に滑っちゃいます。
実際、何回か、口から内蔵吐きだしそうなくらいヒヤリとした場面がありました(笑)。
総じて、乗り手への依存度は大きい方だな、と思いました。
攻めないで、てれんと走る分には何の問題もありませんです、はい。
今日のところは、限界域(ステップガリガリ)には乗り手の問題で、及びませんでした(笑)。
一度、クローズなところでグルグルやって、体験しておきたいトコです。
ブレーキは、イイです。
何の文句もありません、握り込む分だけちゃんと効きます。
いきなり強く握り込むと、フロントはスキッドしますが、ま、今まで乗ったバイクと変わりないです。
若干バンク中でも、いきなりフロントがすくわれるような挙動はないです。
制動力、タッチ、容量、オレの乗り方では、全く問題ないと思います。
リアブレーキも、姿勢制御装置&速度微調整装置としては充分でした。
ただ、ブレーキング時、グリップがほぼ横一文字なので、扱いにくい位置関係な気がします。
また、バンク中も、手の位置に違和感が(笑)。
ハンドルの絞り角って、大事なんですねぇ。。。
っつーか、コレには慣れの問題もあると思います。思いますが。
すでに300K以上は乗ってて慣れないオレが悪いのでしょうか。
今日の時点では、本数をこなす毎にひどくモチベーションを削られた走りとなりました。
結局、3本で打ち止め(爆)。
ま、スズキの「アルティメットスポーツ」ですから、そんなもんでしょう。
ZZRはその辺は実にフレンドリーでした(笑)。
この、おてんばちゃんを、いかに乗りこなしてやろうかとワクワクしております。
んで、帰り際、もっかい宮ヶ瀬へ。
まーちゃんさんにお会いできました。
一年トータルでの宮ヶ瀬出勤率はそんなに良くなかったのですが、お世話になりました。
千葉方面にお越しの際は、是非、お声掛けを。
定休日は火曜水曜ですが(笑)。
ちょ、この男、ビケたん、似あってね(笑)???