オレの持論として、「速い遅いを論ずることは、信じるトコロを論ずるコトと同義」ってのがあるのです。
あなたにとっての速い遅いってのはナンでしょう?
アイデンティティ?
安全?
数値?
運用環境(状況)?
機体?
速い遅いってのは、バイク乗りが個々に持ちうる軸線の一つだと思うのです。
比較対象の存在する相対的なものでもあり
数値で表現できる絶対的なものであり
内面的な事象でもあり
精神と現実が対峙する境界でもあり
単なる現実でもありうるが真実でもある
おおまかな区分けとしてはそんなトコかしら。
個々が持ちうる、という意味ではまだまだ細分化の先があるとは思いますが。
ただ。
「速い遅い」という目盛がそこにある以上、自分自身が軸線上にいるのは間違いないと判断されます。
んで。
裏返しますと。
速い遅い、っつーのは軸線という意味では、誰もが共有できるひとつの言葉ではあるけれど、共有の価値観で存在するものではないと思うのです。
それは、その軸線上の何者かを論ずることが、決して安易には成り立たないという結論のはずなのです。
例えば白バイの隊員。
そりゃ、彼らはそれなりの訓練を、それなりの意欲をもって受けていますので、それなりの技量を持っているワケです。
ただ、路上にあっては、彼らもお仕事でやってるのです。
自分自身が事故る事は、そりゃ、許されませんし、追尾対象が事故るのも、追尾対象が第三者を巻き込むのも許されないでしょう。
結果として相応のリスクを見込んだライドになるはずなのです。
また、お仕事で追尾するのと、自分自身の生活やアイデンティティを賭して逃げるのとでは、自ずからモチベーションも違ってこようってなモンじゃないでしょうか。
そして、白バイ隊員の速い遅いを自分の軸線で論じることは、主張を述べるという側面ではまったく無意味ではないでしょうが、彼は、聴衆から疎外されるコトとなるでしょう。
だって、ソレは彼自身の軸線上の速い遅いであって、彼我の軸線は共有のものではないのですから。
その軸線が共有されている確信があってのお話しでしたら、そんなことはないと思いますが。。。
それを共有できる人物って、オレにはそう何人もいませんですが(笑)。
誰だって、自分が信じる領域に、誰かが無遠慮に踏み込んできて、言語で蹂躙することを、宥恕したりはしません。
フツーは「あ、こいつはうんこだな」と処断され、「ふーん」とかわされるワケです。
相手次第では、殴り合いの紛争にまで事態は悪化するかもしれません。
だって、信じてることなんですから。
そりゃ、オトナであるほど、たくさん持ってるですよ。
ソレは今まで生き延びてきた経験であり現実であり、彼自身なんですから。
その領域に無思慮無配慮で立ち入ってくる側に落ち度があると思うですよ。
ですから、オレは、そういう話はあんまししないつもりでいるのです。
並立する事案としては「相手から聞かれもしないのに、教えちゃう」ってのがあります。
危険防止の観点から、お願いするトキはありますが。
あ、でも、そうでもないかな?
あいや、心がけてはいるのです(笑)。
そんなオレですが。
速い遅いをクチにする時もありますよ。
それは、一つのゲームとして、です。
ゲームとして、ってのはゲームという共有の時間・空間なのですから。
ですが。
そのゲームだって、斟酌を間違えると人命や大変なコストを伴う可能性があるのです。
ヒキョーなpoitaとしてはめずらしく(笑)自分の話でシメます。
今現在、オレにとっての速い遅いって何かしら?
過去の自分を省みないで、発言しちゃいますが(笑)。
ゲームをゲームの領域で終わらせる、ソレがオレの求める速い遅いだと感じています。
そう。
オレの座右は「機体と人命を尊重する」なのですから。
年齢から来るものなのか、車暦から来るものなのか、
他人に対しての『速い遅い』はどうでも良くなってきました.
また、真面目に論じる事も無くなりました
かと言って、
マスツーリングの様に ゆっくりと走る領域にも達しておりません.
『おめぇ、速ぇなぁ~~』的な表現は使いますが、日常会話以上の重みは無いかな?
高回転ハイパワー車は目が付いて行かないので(爆
アクセル開けた時の蹴飛ばされる感を楽しんでおります.
ありゃ?なんか的外れ?
SSの頃も「速さ」よりも「楽しさ」を満喫してた様な気もしますね。
モチロンかっ飛んで行く方達を見ると「速ぇな~」とは思いました。がしかし「よーし負けねぇぞ」とはなりませんでした。
それはワタクシ自身のハートによる所が大きいんでしょうが・・・
『速い遅いで捕まってあげたんじゃないんだからね』とか
ツンデレな話になるのかと思ったおいらっていったい、、、
>凸さん
ご両名のおっしゃることがそのまま、「速い遅い」軸線が共有されないことの証明、でありますように(笑)。
>よしなしさん
そういうのを『柏病』と呼称しましょう(爆)。
ややや。
オレは、そんな、赤灯くるくる点いたらすぐに停まりますよ(笑)。
紳士ですから。
超紳士(笑)。